東芝は18日、同社のUltrabookシリーズ「dynabook KIRA」の最高級モデル「V832」を発表しました。このモデルの最大の特徴は13.3インチWQHD(2560×1440ドット)液晶タッチパネルを搭載している点です。
このdynabook KIRA V832は、Macbook Air 13インチモデルとほぼ同等のサイズ・質量の筐体にもかかわらず、Macbook ProのRetina ディスプレイ(13インチモデルは227ppi、15インチモデルは220ppi)とほぼ同等の221ppiを達成しています。
スペックは以下の通りです。
モデル名 | V832/28HS | V832/W2UHS (Webオリジナル) |
画面 | 13.3型WQHDタッチパネル付きLED液晶(2560×1440ドット) | |
OS | Windows 8 64bit | Windows 8 Pro 64bit |
CPU | インテル Core i5-3337U (2コア/4スレッド、1.8~2.7GHz) |
インテル Core i7-3537U (2コア/4スレッド、2.0~3.1GHz) |
RAM | 8GB(4GB×2)/最大16GB (DDR3-1600) | |
SSD | 128GB SSD | 256GB SSD |
ワイヤレス規格 | IEEE802.11a/b/g/n Bluetooth v4.0 |
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スピーカー | harman/kardonステレオスピーカー、DTS Studio Sound | |
キーボード | バックライト付きタイルキーボード(フルサイズキーピッチ) | |
ポインティングデバイス | ジェスチャーコントロール付きクリックパッド(タッチパッド)、 静電容量式タッチパネル |
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ウェブカメラ | 有効画素数 約92万画素 | |
質量 本体 (バッテリーパック内蔵)のみ |
約1.35kg | |
駆動時間 | 約9.5時間 | |
外形寸法(突起部除く) | 約316.0(幅)×207.0(奥行)×9.5~19.8(高さ)mm | |
主なインターフェース | USB3.0×3、HDMI出力端子×1、 ブリッジメディアスロット(カードリーダー)×1 |
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主なソフトウェア | Adobe Photoshop Elements 11、 Adobe Premiere Elements 11、 Microsoft Office Home and Business 2013 |
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価格 | オープン価格 | ダイレクト価格 189,800/172,800円(税込) (順にOffice有/無) |
画面は高精細なだけではなく、広い視野角も有しています。また、出荷前に液晶パネル1台1台の色調整を実施し、最適な色味を実現しているとのこと。さらに、超解像技術によって画像を高画質化して表示する機能を備えており、タッチパネルには耐指紋コーティングが施されています。
また同社によると、きめ細かく美しい画質だけでなく、音質、堅牢性、操作感も追求した、「プライベートも楽しめる、スタイリッシュかつ高品位な」Ultrabookを目指して商品化されたといいます。
音質については、harman/kardon ステレオスピーカーを、デザインを保ったまま左右底面に実装したとしています。さらに机による音の反響まで考慮したチューニングにより、低音から高音までムラなくパワフルに出力し、臨場感のある音楽やゲームを楽しめるとのこと。筺体にはマグネシウム合金を使用し、ハチの巣状の「ハニカムリブ構造」によってねじれ耐性を高めるなどしています。
その他には、Adobe Photoshop Elements 11・Premiere Elements 11を標準搭載しているため、写真や動画の高度な編集も行えます。
Macbook Pro、Chromebook Pixelに続き、Windowsからもついに超高精細パネル搭載ノートブックが登場しました。Windows 8になって高解像度に対する柔軟性が高まったことも、この製品のリリースにとって追い風となったものと思われます。この製品を皮切りとして、Ultrabookにも高解像度化の動きが起こるのか、今後の動向が注目されます。
[東芝]
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