アップルのチーフデザイナーを務めるジョナサン・アイブ氏が大幅なテコ入れを行っているとも報じられている「iOS 7」ですが、Androidにあるようなウィジェットやロックスクリーンの機能強化を期待する声も大きいようです。
デザイナーのF.Bianco氏は3日(現地時間)、iOS 7のコンセプトモデルを公開しています。
今回Bianco氏が公開したコンセプトデザインでは、ロックスクリーン機能の強化やウィジェット機能の追加など、少ない手順で機能にアクセスできることに重点が置かれています。
ロックスクリーンでは、カメラ以外にも通話機能やウェブブラウザのクイック起動が可能です。また、スクリーン上部をスワイプすることで、Wi-FiやBluetoothがワンタップで切り替えられるボタンが出現します。通知されたメッセ―ジをスワイプするとポップアップが出現し、簡単に返信が可能になっています。
ホーム画面では、アプリをダブルタップすることによって、そのアプリに対応したウィジェットを起動することが可能です。音楽アプリであれば再生や一時停止が操作でき、スケジュールアプリでは直近のスケジュールの表示、App Storeアプリではアプリの更新が簡単にできます。この操作はフォルダ内に入れたアプリでも可能です。また、「設定」を長押しすることで、機内モードやWi-Fi、音量や画面の明るさを簡単に設定できる「Quick Settings」を表示できます。
SafariではPDFファイルのダウンロードが簡単に可能で、用意された本棚アプリで閲覧が可能です。
マルチタスク管理では、起動しているアプリをサムネイルで表示することが可能で、起動しているアプリを簡単に終了させることもできるようになっています。
いずれもAndroid端末では近しい機能が既に存在しており、こういった操作がiOSでできないのは一部のユーザーにとって大きな欠点として映っているのが現状です。iOS 7はかつてないほどの大規模アップデートになるという見方もありますが、今回公開されたような機能が搭載されることはあるのでしょうか。
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