様々な義手を開発しているTouch Bionics社は11日(現地時間)、筋肉の電気信号に加えて、iPhoneアプリでもコントロール可能な義手「i-limb ultra revolution」を発表しました。
i-limb ultra revolutionは指を回転させることにより、読書中に本を支えたり、チェスのコマを動かしたり、バインダーをとったり、ピーラーを使ってきゅうりの皮を剥いたりと、かなり生身の手に近い繊細な動作が可能です。
そして、この義手のコントロールに用いるのはiPhone用アプリ「biosim」。現在はiPhone用しか用意されていませんが、このアプリを使用することにより、診断モードやトレーニングモードに加えて24通りの「握り方」を義手に伝えることができます。
さらにこの義手は、これまでの義手と同じように筋肉の電気信号を読み取ってコントロールすることも可能です。i-limb ultra revolutionが動作している様子は以下の動画を御覧ください。
義手のコントロール方法として、スマートフォンを使うという試みはとても興味深いものです。将来的には体の電気信号を読み取る方式のほうが主流になる可能性もありますが、このスマートフォンを用いたメソッドもきっと、未来の義手技術の発展に貢献することでしょう。
[Touch Bionics via PhoneArena]
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