CNETは4日(現地時間)、事情に詳しい人物の話として、米アップルが音楽ストリーミングサービス「iRadio」の開始に向け、大手レコード会社との契約が大詰めを迎えていると伝えています。さらに、アップルは日本でもiRadioサービスを早期に開始する計画とのこと。
iRadioとは、アップルが計画中と噂されている、ユーザーの好みに合わせた楽曲をストリーミング配信する音楽配信サービスで、「iTunes」やモバイルデバイスでも利用できるとされています。
情報によると、アップルは来週中にもワーナーミュージックとユニバーサル・ミュージックと契約を結ぶ可能性が高く、さらにはソニー・ミュージックとの契約も視野に入れているとのこと。iRadioはアメリカ国内にて夏のサービス開始を目指しており、さらにはイギリス・フランス・ドイツ・オーストラリア、そして日本でも早期にサービスを開始する計画であるとしています。
これまでの音楽配信サービスになかった特徴的な機能としては、ストリーミング中に曲の開始位置にスキップして戻れる機能があげられるとのことです。
今回の情報では、アップルがレコード会社に支払う金額は、同様の音楽ストリーミングサービス「Pandra」がレコード会社に支払っている額の半額程度になる見通しとのこと。しかし、この契約はレコード会社にとって新たな利益をもたらすだろうとしています。
なぜならば、レコード会社が音楽ストリーミングサービスを提供することにより、ユーザーが「iTunes」でレコード会社が提供する楽曲を買う動機に直結するからです。さらに、アップルはiRadioに広告を差し込むことによりiRadioを無料で提供しても利益を得られるとみられています。
日本でも提供されるとすれば、大変喜ばしい話です。日本では未だに「iTunes Match」などのサービスが提供されていませんが、アップルとレコード会社との契約によってはその状況が大きく変わるかもしれません。
[CNET]
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