レノボジャパンは9日、国内では初となる、脱着式ウルトラブック「ThinkPad Helix」を発表しました。価格は最小構成で税込16万800円、最大構成で23万5200円(直販価格)です。
「ThinkPad Helix」は、ディスプレイ部分をキーボード・ドックから取り外し、タブレットとして使用することもできる「脱着式」が特徴のウルトラブックです。脱着式ウルトラブックとしては国内最軽量(最小構成で約785g)となります。
脱着式の採用によって、ノートブックPCとタブレットの良いとこどりな「4つのモード」での使用が可能です。通常のウルトラブックと同じ「ノートブックモード」、タブレット単体で使用する「タブレットモード」、キーボードを装着したままタブレットとして使用できる「タブレット+(プラス)モード」、キーボードをスタンドとして使用できる「スタンドモード」があります。
また、ワコム社のデジタイザー技術を採用した「デジタイザー・ペン」に対応しており、2048段階の筆圧感知に対応し、細かい画面操作や精細な描写が可能です。なお、デジタイザー・ペンは本体に収納が可能で、持ち運びも容易となっています。
ディスプレイは、11.6インチフルHD(1920×1080)IPS液晶で、10点マルチタッチに対応しています。「ゴリラガラス」を採用しているため強度が高く、建築現場、流通、研究、学校など現場での使用にも適しているとしています。
キーボードは8.8mmと薄いですが、「ThinkPad X1 Carbon」と同等のキーボード打感を実現しているとのこと。ThinkPadの特徴である「トラックポイント」も搭載されているほか、非常になめらかな指触りのガラス製クリックパッドに5つのボタンを埋め込んだ「5ボタンクリックパッド」を採用しています。
また、セキュリティー規格「ケンジントン・ロック」に対応した「ケーブル・ロック」で、PCをタブレット・キーボード共にデスクに固定し、盗難から守ることが可能になっています。
バッテリーはタブレットが約8時間、キーボードが約4時間で、計12時間の長時間駆動が可能です。充電はタブレット・キーボード単体でも可能で、ノートブックモードで充電の際はタブレットの充電を優先に開始する仕組みになっています。
その他詳しいスペックは以下の通り。
搭載OS | Windows 8 Pro(64bit) |
プロセッサー | Core i7-3667U 2.0GHz Core i5-3427U 1.8GHz |
RAM | DDR3 1333MHz駆動 8GB または 4GB |
SSD | 256GB または 180GB または128GB |
ドライブ | なし |
ビデオチップ | CPU内臓 Intel HD Graphics 4000 |
ビデオRAM | 最大1.7GB(メインメモリと共有) |
ディスプレイ | 11.6型フルHD(1920×1080ドット) IPS液晶 10点マルチタッチ対応 |
タブレット本体 インターフェース | USB2.0×1、Mini-Displayport×1 マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、電源ジャック |
キーボードドッグ インターフェース | Mini-Display×1、USB3.0×2 マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、電源ジャック、セキュリテイー・キーホール |
Wi-Fi | a/b/g/nに対応 |
Bluetooth | Bluetooth v4.0 |
イーサーネット | なし(別売りのアダプタで対応) |
スピーカー | DOLBY HOME THEATER v4対応 |
内蔵カメラ | 前面200万画素、背面500万画素 |
タブレット寸法、質量 | 187.3(H)×296.1(W)×(D)11.6mm 約0.853kg |
ドック装着時の寸法、質量 | 226(H)×296.1(W)×(D)20.4mm 約1.66kg |
タブレット 駆動時間 | 約7~8時間 |
ドック装着時 駆動時間 | 約10時間 |
ウルトラブックとしては決して安くはありませんが、他にはない様々な特徴をそなえており、それらに魅力を感じる人にとっては選択肢の一つになりそうです。
[Lenovo]
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