モトローラのデザインチーフを務めるJim Wicks氏は16日(現地時間)、PCMAGとのインタビューの中で、「スマートフォンのサイズは大きければ良いというわけではない」と、「ファブレット」のような画面の大き過ぎるスマートフォンに対して否定的な意見を述べています。
Wicks氏は、「確かに一部の人々は大画面のスマートフォンが好きだが、現在のものは行き過ぎている」としており、「大多数の人々が求めているのは”ちょうどいい”サイズだ」との意見を述べています。
そこで、モトローラはシンプルで使いやすいスマートフォンを追求するとしています。画面の大きさは維持しつつ小型で”ちょうどいい”サイズの端末を製作するために、ベゼルをできるだけ狭くする努力を行っているほか、スクラッチや衝撃の耐性も端末製作の鍵になるとしています。
さらに、ソフトウェア面でも、「シンプル」を心がけたいとしています。プリインストールアプリは出来るだけ少なくして「純粋なAndroid端末」を製作し、最新の機能を真っ先に使える設計をするとのこと。
Wicks氏は、モトローラの今後の事業展開についても言及しています。モトローラの「Razr」シリーズは「HTC One」や「Galaxy S」シリーズのように大きな影響力をもっていないため、今年はより少ない種類の製品を生産し、新しいブランドを構築するとしています。また、そのブランドの製品はグーグルとの共同製作で、今年の後半には発表されるとしています。
上記で述べられているのは「X Phone」のことであると考えられますが、どうやら「Nexus」シリーズと同様に純粋なAndroidを目指しながらも、ベゼルや外装など、見た目・ハードとしての使いやすさにこだわった端末になるようです。
最近のスマートフォンは大きすぎる…というユーザーにとって「X Phone」は期待の端末になるといえそうです。
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