KGI証券のアナリストを務めるミンチー・クオ氏は投資家向けのレポートの中で、米アップルがインテルの次期プロセッサ「Haswell」を搭載した「MacBook Pro」を6月10日~14日(現地時間)に開催されるWWDC 2013で発表するだろうと報告しています。
KGI証券のミンチー・クオ氏は、Topeka Capital Marketsのアナリストを務めるブライアン・ホワイト氏と共に、アップル製品に関する予測において一定の信頼を得ている人物です。
報告によると、アップルはMacBookのプロセッサをHaswellにアップデートする一方、「MacBook Air」にはRetina解像度ディスプレイは搭載されないだろうとしています。
また、WWDCの段階ではデザインの変更はおこなわれず、光学ドライブ(スーパードライブ)を搭載したMacBook Proも廃盤にはならないだろうとしています。その理由として、インターネットが十分に普及していない新興国では光学ドライブに対する需要がいまだに強いことをあげています。
クオ氏は、MacBook Airと非RetinaモデルのMacBook Proは第2四半期(4月~6月)の終わり頃に出荷され、RetinaモデルのMacBook Proは液晶パネルの生産上の問題から、今年中のどこかで発売されるだろうと予測しています。
今回の報告で注意しなければならないのは、MacBookやMacBook ProにHaswellが搭載されるだろうとは言及されているものの、MacBook AirにHaswellが搭載されるとは指摘されていないことです。同氏が指すMacBookにMacBook Airが含まれる可能性もありますが、Haswellは6月の段階ではクアッドコア版の出荷が予定されており、MacBook Airに消費電力の高いクアッドコア版Haswellが搭載される可能性はあまり高くないと思われます。また、MacBook AirにRetina解像度ディスプレイが搭載されないだろうという報告も、MacBook Airファンにとっては残念な報告といえそうです。
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