米アドビ・システムズは6日(現地時間)、 ロサンゼルスで開催された「Adobe MAX 2013」において、自社ソフトウェア「Creative Suite(CS)」の次期バージョンを開発しない予定だと発表しました。
「Creative Suite」は、Adobe社の主要なグラフィック・デザイン関係ソフトを統合したパッケージ製品。
同社の発表によれば、Creative Suiteや他のCS製品については以後リリースする予定はなく、今後は月額課金制の「Creative Cloud(CC)」への移行を予定しているとのこと。現行の「Creative Suite 6(CS6)」については、バグの修正とセキュリティ関連のアップデートのみを行うとしています。
Creative CloudはAdobeの「Photoshop」「Illustrator」「InDesign」「Dreamweaver」「Flash Professional」「Edge Animate」などをすべて利用できるメンバーシップ型サービス。ユーザー側の利点としては、新機能を搭載した最新バージョンの提供や、CS6以外の新ツールが追加料金なしで利用可能な点などが挙げられます。
Credit:Adobe
1ライセンスで2台まで利用可能なところから、WindowsとMacの両方の環境でアドビ製品を使いたい人にとっては一つの選択肢となりそうです。
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