米アップルのCEOを務めるティム・クック氏は28日(現地時間)、米WSJのハイテクメディアAllThingsDが開催した「D11カンファレンス」において、iOSのAPIがサードパーティー製アプリへ現在よりもより広く開放されるようになると語りました。
しかし同氏は付け加えて、「我々は顧客がリスクに晒されるような選択はしない。常に安全なラインとそうでないラインの区別が存在する」とも語りました。
またクック氏は「Facebook Home」について聞かれると、FacebookからiOSへFacebook Homeを搭載するように打算されたとは確認していないとしながらも、いくらかの顧客はAndroidプラットフォームのようにOSをカスタマイズすることを望んでいると語りました。
そして、TwitterやFacebookがiOSの機能として組み込まれているように、サードパーティー製アプリに対して新たな機能の提供を認めるのかと聞かれると、将来的にはありえるだろうと語りました。しかし、Facebook Homeの「チャットヘッド」ような機能が最終的にiOSに搭載されるのかと聞かれると、それについては否定しました。
iOSはAndroid OSとは違い、ウィジェット機能や自由なインテントが利用できないのが弱点であるとも語られてきました。今後アップルがサードパーティー製アプリへどこまでAPIの利用を許可するのかは不明ですが、将来的にiOSの柔軟性の低さが改善される見通しがたちつつあります。
iPhone5Sに搭載されると思われるiOS7の登場時点では、この機能拡張は認められることになるのでしょうか。
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