市場調査会社Strategy Analyticsは15日(現地時間)、2013年1月~3月の世界のスマートフォン販売に関する調査結果を発表し、その結果、世界のスマートフォン販売利益の約98%を米アップルとサムスンが占め、Android端末の販売利益の約95%をサムスンが占めていることが判明しました。
2013年1月~3月のスマートフォンメーカーの利益とシェア
利益 | シェア | |
アップル | 71億ドル | 57.0% |
サムスン | 51億ドル | 40.8% |
その他 | 3億ドル | 2.2% |
合計 | 125億ドル | 100.0% |
Source:Strategy Analytics
まず、2013年1月~3月におけるスマートフォン販売の利益をみると、1位のアップルが71億ドル(約7225億円)で57.0%のシェアを獲得し、2位のサムスンが51億ドル(約5190億円)で40.8%のシェアを獲得し、2社で合計97.8%のシェアを獲得していることがわかります。
2013年1月~3月のAndroid端末メーカーの利益とシェア
利益 | シェア | |
サムスン | 51億ドル | 94.7% |
LG | 1億ドル | 2.5% |
その他 | 1億ドル | 2.7% |
合計 | 53億ドル | 100.0% |
Source:Strategy Analytics
次に、2013年1月~3月におけるアンドロイド端末販売の利益をみると、1位のサムスンがが51億ドル(約5190億円)で94.7%のシェアを獲得し、2位のLGの1億ドル(シェア2.5%)に対して圧倒的な差をつけていることがわかります。
2012年通年のスマートフォン販売における利益でも、アップルとサムスンは合計で103%の利益を占めているという調査結果もあり、2社のスマートフォン市場における強さは2013年に入っても変わっていないようです。
そして注目すべきはAndroid業界におけるサムスンの圧倒的な強さで、Androidプラットフォームの端末本体から得られる利益のほとんどは、サムスンが独占しているといっても過言ではないでしょう。米グーグルはサムスンがAndroidプラットフォームに占める、あまりの存在感の大きさを問題視しているともいわれていますが、はたしてAndroidプラットフォームに今後、サムスン以外の勝者は現れるのでしょうか。
[Strategy Analytics via TechCrunch]
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