調査会社IDCは1日(現地時間)、2013年Q1(1月~3月)のタブレット端末の出荷台数と市場シェアを公開しました。その結果、メーカーでは米アップル、プラットフォームでは「iOS」が大きくシェアを落とし、サムスンとAndroidがシェアを拡大したことが判明しました。
Credit:IDC
まずメーカー別シェアでは、1位のアップルが前年同期比18.5ポイント減の39.6%のシェアを獲得し、大きくシェアを落としています。2位のサムスンは前年同期比6.6ポイント増の17.9%を獲得し、シェアを伸ばしました。また米マイクロソフトの「Surface」が1.8%のシェアを獲得していることも注目されます。タブレット市場全体では4920万台が出荷され、前年同期の2030万台から2倍以上に増えています。
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次にプラットフォーム別シェアに目を向けると、1位のAndroidは前年同期比17.1ポイント増の56.5%を獲得し、シェアを伸ばしています。一方、iOSは前年同期比18.5ポイント減の39.6%となり、シェアを落としています。
iOSのシェア=アップルのシェアなので両者の数値が連動するのは当然ですが、2012年のタブレット市場において圧倒的な強さを誇ったアップルの「iPad」の優位性が、2013年に入って大きく揺らいでいるのは確かなようです。アップルは2013年にiPadのデザイン変更や「iPad mini」のディスプレイのRetina化などを計画していると噂されていますが、低価格路線で攻めてくるAndroidタブレットに対して、アップルの高付加価値戦略は顧客の心を捉えることができるのでしょうか。
[IDC]
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