ブルームバーグ日本版は1日、米アップルが日本でスマートウォッチ「iWatch」の商標を出願したと報じています。報道によると、iWatchの出願は6月3日におこなわれ、商品区分は腕時計として出願されたとのこと。特許庁は今後、今回の出願について審査をおこなう予定です。
iWatchについては、先月ロシア紙が、アップルがロシアでiWatchの出願をおこなったと報じています。商品区分は今回の報道の出願と類似しており、「コンピューターと周辺機器」「様々なタイプのジュエリー」の両方でおこなわれたとのこと。
今回の出願でもロシアでの出願でも奇妙なのは、アップルはこれまでは新商品の商標をダミー会社を通して提出していたので、アップルとして商標出願をおこなうのは過去の事例と矛盾している点です。過去にもアップルは「iPad」の出願をダミー会社を通じておこなった例があります。
しかし、ティム・クック氏がアップルの新CEOに就任したのが2011年の8月なので、それ以来、アップルの秘密主義といった体制が変化している可能性もあります。iWatchについては、1.5インチの有機ELディスプレイを搭載し、インテルも共同で開発をおこなっているとの情報もあります。米グーグルが「Google Glass」でウェアラブルコンピューターの世界に踏み出したように、アップルもiWatchで新たな市場を開拓しようとしているのかもしれません。
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