台湾紙「経済日報」 は2日(現地時間)、台湾市場の観測として、ソニーやLG・ファーウェイ・Lenovo・ZTEが台湾MediaTekから8コア同時駆動可能なプロセッサ「MT6592」のサンプル提供を受けたと報じています。
MT6592は8基の「Cortex-A7コア」を搭載し、最大2GHzですべてのコアを同時に駆動させることができます。サムスンも8コアプロセッサ「Exynos 5 Octa」をリリースしていますが、こちらは負荷によって高性能な4コアと省電力な4コアを切り替える「big.LITTLE」技術によるもの。8コアの同時駆動が可能なMT6592はこれまで市場にあまりなかったタイプのプロセッサで、AnTuTuのスコアでも30000ポイントという非常に高いスコアを達成したといわれています。
また報道によると、MT6592は「Android 5.0」が8コアプロセッサに対応しているため、それに合わせて投入されるとのこと。
8コア同時駆動可能なMT6592については、その先進性や性能を本日他の記事でもお伝えしましたが、同プロセッサを搭載したスマートフォンがソニーからリリースされる可能性があると思うと楽しみで仕方ありません。
MT6592はAnTuTuのスコアでExynos 5 Octa以上、「Snapdragon 800」以下という、非常に戦闘力の高いプロセッサに仕上がっており、ハイエンド製品への採用にも十分に耐えうるプロセッサです。まだまだ情報は少ないですが、同プロセッサがどれだけのスマートフォンに採用されるのか、楽しみに待ちたいと思います。
[EMSOne]
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