製品は機能だけでなく、デザインも重要であることは常識になりましたが、その陰にはデザイナーの並々ならぬ努力と “ボツ作品” の積み重ねがあるようです。
このたび、マイクロソフトが開催した「ワールドワイド・パートナー・カンファレンス2013」において、同社が年内に発売する次世代ゲーム機「Xbox One」を作るにあたり、ボツ作品となった本体デザインの数々が披露されました。
上の画像は実際に披露されたプロトタイプの数々(クリックすると拡大)。まるでサーカステントのようなものや、Mac miniに似たもの、強度的に心配になってしまうようなものまで、とにかくありとあらゆるデザインが検討されていることが分かります。こうした中から現在のXbox Oneにたどり着いたと思うと、個人的には大分無難な路線に落ち着くものだ…と感心してしまいます。
ボツ作品を披露した、Xboxのクリエイティブディレクターを務めるカール・レッドベター氏によると、約30人のチームがスケッチによるデザインを行い、実際にプロトタイプモデルを製造。実際の部屋(たとえばリビングルーム)などに置いてテストしたとのことです。
日本やアジア地域では北米よりも投入時期が遅れると伝えられていますが、テレビ関連サービスの去就なども含めて個人的に非常に注目している商品の1つです。B-CAS(ソフトウェアCAS)や、各種テレビ放送上の制約なども考えると、なかなか困難な壁が立ちはだかっていると思われますが、是非とも販売にこぎ着けて頂きたいものです。
[Polygon via Microsoft News]
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