経済ジャーナリストの大上氏は7日、NTTドコモと米アップルがiPhoneでの「dマーケット」利用可能に大筋合意したと自身のツイッター上で伝えています。先日報道各社からドコモのiPhone発売が報じられた際、両社の条件が折り合ったと伝えられていましたが、これがアップル側からの妥協点の一つである可能性があります。
ドコモは音楽や動画を販売する独自の電子商取引サイト「dマーケット」もiPhoneで使えるようにすることでアップルと大筋合意したもよう。ドコモは自前のEC事業を拡大して収益力を高める。
— wataru (@wataru4) September 7, 2013
KDDIは5日、独自音楽配信サービス「LISMO」をiOS向けに提供を開始したと発表していますが、これらの事実から察するに、アップルの通信キャリアに課する制限が緩くなった可能性がありそうです。
また、同氏はドコモのクラウド型キャリアメール「ドコモメール」がiPhoneでも対応することを示唆しており、早ければ10月下旬にも現在のアドレスが利用できる可能性があります。
ドコモは現在の「SPモードメール」の後継としてネット経由で使うクラウド型の「ドコモメール」を10月下旬に始める。iPhoneでも現在のアドレスを変えずにメールを使えるようにするとみられる。
— wataru (@wataru4) September 7, 2013
気になるドコモとアップルの条件交渉ですが、上記であげた独自サービスの解禁の他に、課せられる販売台数も妥協された可能性が各所で伝えられています。
現在 “ツートップ” 戦略を図るドコモですが、秋冬モデルでは扱うメーカーを変えて “スリートップ” 戦略をとる方針であるとロイターなどが報じています。iPhone 5Sの導入でどのような販売戦略をとるのか気になりますが、国内メーカーがますます窮地に追い込まれるのは間違いありません。
[via gori.me]
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