米アップルは24日(現地時間)、デスクトップ向けオールインワンコンピュータ「iMac」の刷新を発表しました。今モデルは、インテル第4世代Coreプロセッサー「Haswell」を初搭載したほか、Wi-Fiの最新規格であるIEEE 802.11 acに対応するなど、性能面での進化を遂げています。発売は今日からで、日本の公式オンラインストアでもすでに取り扱いを開始しています。
価格は、21.5インチモデルが13万8800円〜、27インチモデルが18万9800円〜となっており、昨年モデルから平均1万円程度値上げされた格好になります。
画面サイズは従来通り、21.5インチと27インチの2種類。21.5インチモデルは1920×1080ドット(フルHD)、27インチモデルは2560×1440ドット(WQHD)となっています。
CPUは、全モデルでインテルの第4世代Coreプロセッサーを採用しています。例えば、27インチモデルの上位エディションでは標準でクアッドコアIntel Core i5(3.4GHz・Turbo Boost時 最大3.8GHz)を搭載しています。また、クアッドコアIntel Core i7(3.5GHz・Turbo Boost時 最大3.9GHz)も選択できます。
GPUは、21.5インチモデルの下位エディションではCPU内蔵のIntel HD Graphics(Iris Pro)のみとなっていますが、21.5インチモデル上位エディション・27インチモデルはnVIDIAのモバイル向けGeForce 700Mシリーズを採用し、27インチモデルではGTX 780Mを選択することも可能です。
無線接続ではWi-Fiの次世代規格である IEEE 802.11 acやBluetooth 4.0などに対応。802.11 acによって理論上1.3Gbpsの通信に対応するため、ギガビットクラスの固定回線を持つユーザーにとってはありがたい対応となりそうです。
また、搭載されるフラッシュドライブと、フラッシュとハードディスクのハイブリッドドライブである「Fusion Drive」も刷新。1世代前のモデルと比較して最大で50%高速になりました。
初代iMac
これまでの噂では、アップルは10月にイベントを開き、そこで新型iMacを発表するのではないかと言われていましたが、実際はホームページ上にプレスリリースを掲載するのみという静かなものとなりました。
iMacは昨年末により薄いデザインへと刷新されましたが、今回は内部的な変更にとどまっており、サプライズ要素がほとんどないためだと筆者は推測しています。
今年に入ってから前年よりも売り上げが低下しているMacシリーズですが、ユーザーからは今もなお一定の支持を得ており、継続的に刷新が行われています。
また、この年末にはしばらくぶりにデザインから内部まで完全に刷新されたMac Proが登場する予定で、そちらにも注目が集まります。
[Apple via MacRumors] [Apple Online Store(日本)][iMac]
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