台湾のハイテクメディアDigiTimesは18日(現地時間)、米アップルが次期iPadシリーズのホームボタンにサファイアガラスの使用を検討していると伝えています。この情報が事実であれば、次期iPadシリーズにも「Touch ID」による指紋認証センサーが導入される可能性があります。
画像はイメージ
サファイアガラスといえば、カメラのレンズ部分に用いられているほかに、20日にも販売が開始されるアップルの新型スマートフォン「iPhone 5s」のホームボタンに使用されていることで話題を呼びました。
そんな中、台湾のサファイア加工メーカーは、10月にも発売が予定されているとみられる9.7インチの「iPad5」と7.9インチの「iPad mini2」にも、サファイアガラスでできたホームボタンを使用すると伝えています。また、2014年に発売されるiPhoneについては、タッチスクリーン部分にサファイアガラスを採用するとも言及しました。
サファイアガラスの採用の背景には、アップルが今回新たに導入した指紋認証システムであるTouch IDのセンサーをホームボタンに内蔵したことが挙げられます。このガラスが次期iPadシリーズにも採用されるのであれば、iPhone 5s同様にホームボタンが金属フレームで囲われ、Touch IDセンサーを内蔵する可能性があります。
また、アップルはサファイアガラスを通常のガラスと重ね合わせ、タッチスクリーン部分に使用するという特許を提出したとの話もあり、次期iPhoneに採用されるという噂も現実味を帯びています。ただし、サファイアガラスを採用した場合、現在と比較して五倍近いコストがかかるとも述べられており、現状では採用されるかどうかは不明です。
このほか、中国版ツイッター「Weibo」において「@C科技」氏は次期iPadシリーズのSIMトレイとされる画像を公開しています。その中で、iPad5に関してはシルバー・ゴールド・グレーの三色のラインナップに加えTouch IDが搭載されるとしましたが、iPad mini2に関してはシルバー・グレーの二色になるとしており、Touch IDについては言及をしませんでした。
同氏はiPad5は10月15日に発表が行われ、10月25日に販売が開始されるとも述べています。
iPhone 5sにおいて採用されたA7チップは64bit対応であり、iPad5に採用されると予想されるA7Xチップにおいても対応が期待されています。また筆者としては、ホームボタンを金属のリングで囲うデザインはiPhoneよりもiPad向きのデザインであるように感じます。新たに登場したゴールド色とともに、これからのiOSデバイスの象徴的デザインとなるのでしょうか。発表の日が待ちきれません。
[DigiTimes] [Patently Apple] [ctechcn]
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