iPhone 5s発売に向けて3キャリアが熾烈な競争を繰り広げる一方で、各種割引プランが増えてどうしても分かりにくい月々のお支払い額。そんな悩みを解消するために、iPhone 5sの月額料金を算出する料金シミュレーターを作りました。よろしければご活用ください。
即席で作った為に「ステップ順に選択しないとダメ」「リセットはリロードした方が早い」という仕様ですが、発売までにブラッシュアップしていきます。バグなどを発見しましたらご報告頂けますと幸いで御座います。3キャリアの料金についてポイントを押さえた解説も行っていますので、こちらもよろしければご覧下さい。
よくあるご質問としては、月々の料金を割り引く「月々サポート」「月月割」「毎月割」の適用にはパケット定額プランへの申し込みが必要です。基本的にはパケット定額プランへの加入が必須事項であると考えましょう。
- ソフトバンク・スマホBB割適用時に「かいかえ割」の適用が重複しないよう修正
- auスマートバリュー適用時に「LTEフラット」と「LTEフラットスタート割(i)」の表記を分かりやすく変更
- 「月サポ」「月月割」「毎月割」の適用にパケット定額プランへの加入を必須にしました
NTTドコモ、iPhone 5s料金の注目点
- NTTドコモのiPhone 5sはテザリングに追加料金必要なし
- ドコモ同士24時間定額の「iPhone Xi カケ・ホーダイ」が1年間だけ半額の350円/月
(キャンペーン終了後は700円/月) - ソフトバンクやauのように「1時~21時までの通話無料」制度は無し
- FOMA時代におなじみの「無料通話●●●分」という制度も廃止
- 機種変・MNP・新規、容量が違っても端末価格すべて同じ 9万5760円
※ある意味既存ユーザーを優遇してくれています
NTTドコモ、1年後にiPhone 6に機種変更すると割高に
NTTドコモの場合、端末の料金が高い代わりに月々の利用料金から割り引く「月々サポート」の額が他社よりも多めに設定してあるのがポイント。つまり、2年間丸々iPhone 5sを使った場合は月々サポートを24ヶ月分しっかりと受けられますが、1年後にiPhone 6に機種変更すると12ヶ月分しか受けられないことになります。月々サポートは解約や機種変更をすると消えてしまうのが注意点。
つまり、1年毎に機種変更するヘビーユーザーは結果的に端末料金が割高になります。iPhoneを毎年買い換えるユーザーは慎重に検討しましょう。
「ドコモへおかえり割」と「ドコモへスイッチ割」の違い
NTTドコモにMNPするユーザーに対して設けられている割引制度が「ドコモへおかえり割」と「ドコモへスイッチ割」の2つ。どちらも基本料金が無料になるキャンペーンですが、おかえり割が2年間であるのに対して、スイッチ割は1年間という違いがあります。
「おかえり割」が適用になるのは、『ドコモ→他社→ドコモ』といった具合に同じ番号でMNPを行ってドコモに戻ってきたユーザーが対象。その名の通り、昔ドコモを使っていたユーザーに「おかえりなさい」という意味が込められた制度です。2年間基本料金が無料になる上に、解約時に残っていたドコモポイントが復活するのも注目点。端末購入代金に充てることが可能です。「昔ドコモユーザーだったけれども、そのときの番号は残っていない…」という場合は適用外になります。
「スイッチ割」は『他社→ドコモ』の移動で適用になります。つまり、元ドコモユーザーでなくても適用可能。その代わり、基本料金が無料になるのは1年間だけです。
他社で購入したiPhoneの下取りを実施
実はドコモ、他社で購入したiPhoneの下取りキャンペーンを実施しています。キャリアに関係なく「iPhone 5」「iPhone 4S」「iPhone 4」「iPhone 3GS」「iPhone 3G」が対象。もちろん動作することや改造していないことなどが条件です(詳細)。
下取りはドコモポイントを付与する形で実施され、下取りに出した機種に応じて毎月の還元額が変化する仕組みです。
下に掲載している『iPhone 5s料金シミュレーター』では、NTTドコモにおける下取り価格の設定項目を設けていません。KDDIは一括で還元されるのでシミュレーターに組み込んでありますが、下取りに出す機種によって還元年月が異なり混乱を招く可能性があるため、組み込みませんでした。
ソフトバンク、iPhone 5s料金の注目点
- iPhone 3G/iPhone 3GS/iPhone 4/iPhone 4Sを含む3G端末からの機種変更で
パケット定額が1年間4410円になる『かいかえ割』を実施 - 学生なら上記『かいかえ割』キャンペーンが「2年間」適用
- MNPによる契約なら「バンバンのりかえ割」適用。2年間基本料金無料
- iPhone 4/iPhone 4Sを分割購入しているユーザーで、ソフトバンクに
端末を譲渡する代わりに残債を無くすキャンペーン実施 - テザリングは別料金で月額525円(2年間無料)
- 機種変更は新規・MNPと比較すると端末料金が割高に(約1万4000円)
iPhone 6に機種変更するならやっぱりお得
1年後にiPhone 6に機種変更する場合はNTTドコモと比較すると端末料金がお得です。端末を毎年買い換えるヘビーユーザーにとっては相変わらずのベターチョイス。機種価格が安いということが、結果的に12ヶ月毎の買い換えサイクルにおける負担額を減らしてくれます。毎年発表される新型iPhoneに乗り換えたい!という方は検討に値するでしょう。
SBで購入したiPhoneの下取りを実施
ソフトバンクもiPhoneやAndroidの下取りを実施しており、17日(月曜日)からはiPhone 5も下取り対象機種になりました。こちらもNTTドコモと同様に、毎月の料金から分割してポイントとして還元される仕組みです。従って、混乱を招く可能性があるのでシミュレーターには組み込んでいません。
KDDI、iPhone 5s料金の注目点
- 機種変更は新規・MNPと比較すると端末料金が割高に(約1万4000円)
- 下取りのポイント還元は分割ではなく一括で還元される
- MNPによる契約なら「auにかえる割」適用。2年間基本料金無料
- スマートバリューも適用可能。1480円の割引になるが、LTEフラットスタート割(i)との併用が不可能でLTEフラットへの加入となる。従って、LTEフラットスタート割(i)と比較すると実質955円割引に留まる。
- テザリングは別料金で月額525円(2年間無料)
高い下取り額と一括還元が魅力
KDDIのiPhone下取り額は端末の種類によりますが相場相応で魅力的です。さらに他社とは違って一括でポイント還元されることも注目点の一つ。変則分割制度ではないので、iPhone 5s料金シミュレーターに『下取り機能』を組み込んであります。個人的にはこの買い取り方式が一般的になって欲しいところです。
iPhone 6に機種変更するならKDDIもお得
1年後にiPhone 6に機種変更するならKDDIもお得です。ソフトバンクとKDDIは端末料金がはじめから安く設定されているので、月々の利用料金から割り引く「毎月割」が12ヶ月で適用終了になっても結果的に(ドコモと比較して)割安になります。
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