韓国・サムスン電子は5日(日本時間)、ドイツで開催中の国際家電見本市 “IFA 2013” の会場で、かねてより噂のあったスマートウォッチ「Galaxy Gear」を正式に発表しました。
主な機能としては、スマートフォンへの電話着信/メッセージ受信の通知のほか、ボイスコマンドによるウェブ検索や天気情報/交通情報などの表示、高速起動するカメラを用いた画像メモなどがあります。
電話着信時にGalaxy Gearを装着した手を耳元に近づけるだけで通話が可能になるなど、腕時計タイプならではのジェスチャー機能も備えており、「ポケットやカバンにしまった “母艦” を取り出すことなく基本的な機能を利用する」ためのデバイスであると言えるでしょう。
発表会でもスマートフォンとの連携を強く訴求していましたが、対象機種はGalaxy S3およびS4とGalaxy Note 2、今回新たに発表されたGalaxy Note 3・Galaxy Tab 10.1(2014)の計5機種のみとのこと。
現時点で判明しているスペックは以下の通り。
搭載OS | Android 4.3 ?(※) |
ディスプレイ | 1.63インチ Super AMOLED |
解像度 | 320×320 |
CPU | シングルコア 800MHz Exynos |
RAM | 512MB |
内蔵ストレージ | 4GB |
カメラ | 190万画素、オートフォーカス対応 動画撮影は最大で10秒間 |
センサー | ジャイロセンサー、加速度センサー |
GPS | なし |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 LE |
バッテリー容量 | 315mAh(取り外し不可) |
重さ | 73.8g |
展開色 | 本体部分: silver, rose goldの2色 バンド部分: Oatmeal Beige, Rose Gold,Jet Black, Mocha Grey, Wild Orange, Lime Greenの6色 |
備考 | ・バンド部分にマイク2ヶ所、スピーカー1ヶ所 ・70種類以上のアプリがプリインストール |
(※)Bluetooth LEに対応しているためだが、直接の言及はなし。
事前のリーク情報ではネットワーク機能を搭載しているとのことでしたが、複数の海外ソースをあたってみた結果、どうやらモバイル通信はもちろんWi-Fiにも対応していないようです。
ただ、スマートフォンにインストールされた専用の管理アプリ「Galaxy Gear Manager」を介して外部アプリを追加することは可能となっており、Galaxy Gear専用のアプリストアもオープン予定であるとのこと。
また、バッテリー容量がかなり少なめになっていますが、低電力駆動のため一度の充電で25時間以上の連続使用が可能であるとしています。
米国での販売予定価格は299ドル(約3万円)で、日本でも10月から発売されるとのこと。フォーマルな服装にはあまりマッチしそうにない印象のデザインですが、スマートフォンを使い倒すという意味では、便利なアイテムになるかもしれませんね。
[THE VERGE] [SamMobile] [Android Central] [Android Authority]
[記事中の画像は、THE VERGEから引用させて頂きました]
[過去記事: サムスン渾身のスマート腕時計「Galaxy Gear」の正体判明]
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