ヤマハは11日、VOCALOIDの新技術を利用したiOS向けゲームアプリ「ボカロダマ」の配信を開始しました。内容は、7つのパイプに色の付いた歌詞が1文字ずつ流れ、文字と同じ色のパイプにスライドさせてVOCALOIDに正しい旋律を歌わせる音ゲーとなっています。
VOCALOIDを利用したゲームアプリとしてはセガの「うた詠み575」がありますが、こちらは歌声合成ではなく、打ち込んだ俳句をVOCALOIDに読ませるというものでした。今回のボカロダマでは、歌声合成エンジンと歌声ライブラリの改良による新技術で、iPhoneやiPad上でリアルタイムに音程を処理し、歌声を合成することが可能になっています。
例えば、黄色の歌詞を間違えて白いパイプで鳴らしてしまうと、その歌詞の部分だけ間違った音高でVOCALOIDが歌います。
今夏からVOCALOIDの技術を利用したゲームアプリが配信されており、ヤマハがVOCALOIDを音楽制作のみならず様々な分野に活用しようとしていることが伺えます。この新技術により、音楽経験が全くない人でもVOCALOIDが手軽に体験できる日が近づくかもしれません。
アプリは無料でダウンロードでき、初回から「ふるさと(故郷)、トロイカ(寿司)、トルコ行進曲- オワタ\(^o^)/」の3曲をプレイすることができます。また、3曲が1パックになった楽曲追加パック(各300円)が配信されており、今後のコンテンツ追加も予定されています。
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