ブルームバーグは17日(現地時間)、計画に詳しい二人の話として、米アマゾンがHTCと共同で開発している独自スマートフォン「通称:Kindle Phone」は、同社のプライムメンバー限定で販売されると報じています。
「アマゾンプライム」といえば、日本では年会費3900円で「お急ぎ便」や「日時指定」が無料で利用可能になるプレミアムサービスです。2005年に始まった同サービスは、現在同社が提供するストリーミングメディアのプラットフォームとしても機能しており、タブレット端末「Kindle」を介して便利に利用できるようになっています。
今回噂されているKindle Phoneは、そのプラットフォームの利用をさらに加速させるものとして導入されると伝えられており、その一環として「プライムメンバー」限定での販売となる可能性が高いとのこと。
「アマゾンプライム」を通してエコシステムの構築に乗り出すことは、なかなか納得のいく方向性であるように思えますが、果たしてその需要はどの程度のものとなるのでしょうか。
電子書籍・音楽・映画と、あらゆるメディアがアマゾンで利用できるようになってきていますが、コンテンツの充実や他分野との連携がうまく図られれば、とても便利に使えるスマートフォンとなりそうです。
その一方で、スマートフォンはタブレット端末よりも日常に密接に関わっている都合もあり、これまでと同様独自OSを提供するということであれば、アプリの充実が必須であるようにも思えます。同OSはAndroidをベースにしているため、Google Playの利用が可能になれば状況も変わってくるように思えますが、果たしてどうなるのでしょうか。
なお、同スマートフォンは、早ければ来年に発表される見通しだと伝えられています。
[Bloomberg via Android Authority]
コメント
コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます