AnandTechは16日(現地時間)、独自に行った調査から、「iPad mini Retinaディスプレイモデル」の色域は狭いようだと伝えています。米アップルが同端末と同時に発表した「iPad Air」のほか、ライバル機である「Nexus 7」や「Kindle Fire HDX 8.9」よりも明らかに狭いとのこと。一方で、初代iPad miniに比べて劣化しているようなことはないとも伝えています。
左からiPad Air、iPad mini Retina。同サイトでは、左下の赤三角の色に注目してほしいとしている Credit:AnandTech
また、DisplayMateも同様の調査結果を伝えており、iPad miniの色彩表現力が低いのは確からしいと言えます。同サイトが公開しているグラフによれば、Kindle Fire HDX 7の色域がsRGBとほぼ同じ、Nexus 7が少しはみ出し気味であるのに対し、iPad miniは狭く、特に青と赤において顕著にその特徴がみられます(DisplayMate)。
「iPad Air」と比べても、「iPad mini Retinaディスプレイモデル」はスペック上全く遜色ありませんが、どうやら色の表現力という意味では少々劣っているようです。色を重視する使い方をしている方は、同端末以外のタブレットを使用した方が良いかもしれません。
なお、前述の通り、複数のサイトが今回の事実を伝えているため信頼性は高いデータではありますが、ディスプレイは特に個体差のでやすいパーツでもあるため、一概にこの通りであるとは限らない点に注意が必要です。
[AnandTech via Redmond Pie] [Display Mate via 気になる、記になる…]
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