HDD製造大手のWestern Digitalは26日(米国時間)、同社が提供する統合ユーティリティー「WD SmartWare」の最新版を公開し、OS X 10.9 Mavericsにおいて外付けHDDを接続した際にデータが消失する問題を修正しました。今回リリースされたバージョンは1.3.6。対象となるOSは10.5~10.9となります。
この問題は、アップルがリリースした最新OS「OS X 10.9 Maverics」にアップデートしたMacに対し、Western Digital社製、または、それ以外のメーカーの外付けHDDを接続すると中身のデータが消失してしまい、以後、保存データにアクセス不可能になるというもの。
同社が提供しているWD SmartWareを導入していた場合、ユーザーの許可を得ずにパーティションの再分割や再フォーマットを勝手に行ってしまうことが原因でした。
HDDデータの消失は出来るだけ避けたいものですが、ハードウェアの故障ではなくソフトウェアのバグによって消失するというのはなんとも納得し難いものです。一時的にデータにアクセス出来ないといった不具合ならまだしも、パーティションを破壊するような “地雷バグ” はぜひとも避けて頂きたいもの。クリティカルな操作を可能とするツールを提供中の大手メーカーは、油断せずに新型OSに対するテストを早期から入念に行って欲しいと願わずにはいられません。
[WD SmartWare Update via MacRumors]
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