ウィンドウズデジタルライフスタイルコンソーシアム(WDLC)は6日、都内で記者会見を行い、2014年4月9日にサポートが終了するWindows XPの買い替えに併せて「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーンを本日6日から2014年4月9日まで実施することを明らかにした。
WDLCは業界の域を超えた116社が参加するコンソーシアム。今回のキャンペーンでは、Windows XPのサポート終了まで約5ヶ月と迫った今、最新パソコンや最新周辺機器への買い替えを促すために実施される。イメージキャラクターには『今でしょ!』でお馴染みの東進ハイスクール・林修先生が起用され、「最新パソコン、買い換えるなら今でしょ!」の掛け声と共にユーザーに買い替えを推奨した。
林先生が所有する個人のパソコンは既にWindows 8.1に移行済みとのことで、「すぐ起動するし、速いです!」と、最新パソコンがXP時代のパソコンと比較して速く動くことをアピール。登壇したWDLC理事などと共にお馴染みの “今でしょポーズ” で会場を沸かした。
経済産業省 商務情報政策局情報セキュリティ政策室 室長 上村昌博氏
発表会の冒頭では、経済産業省 商務情報政策局情報セキュリティ政策室の室長を務める上村昌博氏が登壇し、脆弱性への対策はもちろんのこと、情報セキュリティを高めるためには「パッチ適用が重要」との認識を示し、「Windowsに限らずJAVAなども含めてシステムの状態を最新の状態に保つことが重要である」とした。サポートが終了後はWindows XP向けのセキュリティパッチが更新されないことを踏まえると、セキュリティ上の懸念からも買い替えが推奨されるところだ。
Windows XP端末は597万台稼働(推計)
調査会社IDCのデータでは、2013年下半期の予想値としてWindows XPを利用し続けている個人所有の端末は597万台。約600万台にも及ぶ大量のXPユーザーをいかにして最新OSにシフトさせていくかという点がポイントとなる。そこで “PCに疎いユーザー” も含めて移行を促す施策が今回のキャンペーンだ。
林販売員として買い替えをサポート
WDLCによると、パソコンの買い換えにあたりユーザーは4つの悩みを抱えている場合が多いという。具体的には「5〜7年ぶりにパソコンを購入する」「どんなパソコンを買ったらよいのか分からない」「パソコンが使いこなせるかと心配に思っている」「いつ買いどきなのかがわからない」といった点だ。これらの悩み・障壁に対して、家電量販店がユーザーの購入をサポートしていく。
未だに根強い人気を誇るWindows XP
キャンペーンでは、ケーズホールディングスグループ、上新電機、PC DEPOT、ビックカメラグループ(コジマ、ソフマップ、ビックカメラ)、ヤマダ電機、ヨドバシカメラの6社が独自の施策を行う。2014年4月に消費増税を控えてる今、キャンペーンを利用して冬モデルの購入を検討してみるのも良いかもしれない。
キャンペーン内容
ケーズデンキホールディングスグループでは、2007年1月末以前にケーズデンキ各店でWindows XP搭載PCを購入した「あんしんパスポート会員」であることを条件に、タッチ対応のWindows 8またはWindows 8.1搭載PCを購入した先着2,000名(認証したうえで)に5,000円が還元される。
上新電機では、Windows 8またはWindows 8.1搭載PCを購入した人を対象に、Windows XP搭載PCをの下取り額が1万円増額される。ただし、査定対象外のパソコンや最終査定額が0円のパソコン、起動しないパソコン、破損品などは除く。
PC DEPOTでは、Windows 8またはWindows 8.1搭載PCを購入した、Windows XP搭載PCのユーザーを対象に、Windows XP搭載PCの下取り額が5,000円増額される(※予定件数に達し次第終了)。さらに、PCデポホームページにてデータバックアップ、データ引っ越し設定サービス料金を割引く優待クーポンを配布。データ移行についても無料相談窓口を設ける。
ビックカメラグループ(ビックカメラ、ソフマップ、コジマ)は期間を12月29日までとし、Windows 8またはWindows 8.1搭載PCを購入したWindows XPユーザーに対して、Windows XP端末を下取り査定金額5,000円で買い取る。
ヤマダ電機は期間を12月6日までとし、タッチ対応のWindows 8またはWindows 8.1搭載PCを購入した、Windows XP搭載PCを所有するユーザーに対して、Windows XP搭載端末の買取金額を3,000円増額する。さらにWindows 8.1の使い方やWindows XPとの違いを分かりやすく開設した90分間の動画を無料で適用する。
ヨドバシカメラは、数量限定でWindows 8またはWindows 8.1搭載PCを購入した、Windows XP搭載PCを所有するユーザーに対して、使用しているWindows XPパソコンを買取カウンターに持参することで買取金額を5,000円増額する。
いずれもパッケージ版のWindows XPは対象外となる点は注意が必要。
Windows 8ではマルウェア感染数が14分の1に
Windows 8(RTM)では、Windows XPと比較してマルウェアリスクが14分の1であるという驚くべき結果も示された。マルウェア検出ツールを動かした1,000台毎に統計を取り、OS毎のマルウェア感染数比較を行ったのが上画像。OSのバージョンが新しくなることでOS自体の堅強性が高まり、セキュアな環境を構築できる。
Office 2003の移行も推奨、総額100万円分の家電購入権が8名に当たる
同じく2014年4月9日にサポートが切れるOffice 2003においても購入促進キャンペーンが行われる。期間は11月6日〜1月13日。
1つ目のキャンペーンは「夢叶えるなら今でしょ!買い物王キャンペーン第2弾」。店頭で最新版Officeを試したユーザーはキャンペーンコードを取得。抽選で8名に好きな家電を100万円分購入できる権利がプレゼントされる。各人100万円なので総額800万円の大型キャンペーンだ。
2つ目のキャンペーンは「Office買うなら今でしょ!Skype世界61か国1か月かけ放題プレゼントキャンペーン」。最新版Officeを購入し、申し込みを行ったユーザーにSkypeクーポンがプレゼントされる。
新宿ビックロで林販売員として購入レクチャー
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