米ウォールストリートジャーナル系のデジタルニュースDigitsは23日(米国時間)、加ブラックベリー社がローエンド向けのBlackBerry2端末の開発をキャンセルしたと報じています。
同社は、台湾ホンハイの傘下であるFoxconnと5年間に及ぶ端末共同開発・製造の協業を発表したばかり。今回のローエンドモデルの開発キャンセルに、左記の協業が絡んでいるのか否かについては明らかになっていません。
今後はハイエンド向けモデルに注力するとみられており、コードネーム「オンタリオ」「ウィンダミア」として知られる2モデルの開発を加速させるものとみられます。
画像はBlackBerry Z10
しかしながら、BlackBerryの現行最新モデルである「Z10」「Q10」のいずれも『失敗』と称しても過言ではない状況であるだけに、単に高スペックモデルを投入する以外のソフトウェア・サービス面での立て直しが必要不可欠であるものと思われます。
第3四半期で44億ドル(約4586億円)もの巨額な純損失を計上したブラックベリー社。ノキアの携帯部門がマイクロソフトに買収されるなど、過去の主役が業界再編の波に飲み込まれる中、今後どのような采配を採るのか注目されます。
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