アメリカ・ボストン州にあるMIT発のベンチャー企業FINsix社は、世界一小さいノートPC用ACアダプタを来年1月に開催される「CES2014」にて出展すると発表しました。なんと、従来のものより4倍小さく、6倍軽いそのアダプタは、2014年の中頃に市販される予定で、ほとんどのノートPCで使用できるとのことです。

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FINsixのアダプタは、スマートフォン用の充電器と同等のサイズでありながら、65W(仮に20Vとすると、3.25A相当)もの電力を供給することができるため、ノートPCに限らず様々な用途での使用が考えられます。

また、スマートフォンやタブレット充電用の5V、2.1AUSBポートも兼ね備えるため、持ち運ぶ充電器を全てこれひとつにまとめることができます。

このアダプタはVHF電力変換という新しい技術を用いており、周波数を従来よりも2~3桁多い30~300MHzの間で振動させることで、コイルやコンデンサを大幅に省略し、同等のサイズでありながら従来の1000倍以上も高速なAC/DC変換を可能にしているとのことです。

アダプタの小型化が期待される技術に、今回のVHF電力変換技術に加え、シリコン半導体よりもパワーデバイスに向いているGaN半導体の使用が期待されています。しかしこの窒化ガリウムは高価であることから、現時点では特殊な用途での使用に限定されています。

このGaN材料がより安価に普及した場合、今回のVHF技術と合わせてさらなる小型化が期待できます。

[MIT Technology Review]
[FINsixviaGIZMODO]