韓国メディアIT Todayは20日(現地時間)、独自の情報として、韓国サムスン電子の次期フラグシップスマートフォン「Galaxy S5」には、4GBのRAMや64bitプロセッサが搭載されると伝えています。
4GBのRAMは、サムスンが世界で初めて開発に成功した「LPDDR4」を用いるとしており、これまでの「LPDDR3」のものと比べて約50%性能が向上しているほか、消費電力も40%程度の低減が見込まれるとしています。
また、64bitに対応した新型オクタコア・プロセッサ「Exynos 6」を合わせて搭載することで、32bitの限界である3GB強の壁を超え、4GBのメモリを有効に活用するものと思われます。
画像はGalaxy S4
一週間前に伝えられた情報として、サムスンは5.25インチの2560×1440ドット(WQHD)のAMOLEDディスプレイの量産を開始したとしていますが(過去記事)、これもGalaxy S5に搭載される可能性が高く、Galaxyブランドにふさわしいハイスペック端末が登場することが期待されます。
64bitプロセッサ、と言われると米アップルがiPhone 5sに初搭載した「A7プロセッサ」の後追いであるようにも思えますが、この流れはそれ以前から計画されていた流れなのは間違いありません。A7プロセッサの登場によって計画が早まった可能性は否定できませんが、スマートフォンに搭載されるメモリが32bitの限界に近づいていたのは確かであり、このタイミングでの64bit対応は適切であると言えます。
なお、PCの世界でもすでに64bit OSが徐々に浸透してきており、いよいよ2014年は「32bit時代の終わりの始まり」といえる年になるかもしれません。
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