BGRは23日(現地時間)、信頼できる情報筋の話として、米アップルのモバイル向けオペレーションシステム「iOS 7.1 beta 3」のテストが開始されたと伝えています。iOS 7.1 beta 3では、新しく導入される機能における重大なバグの修正が行われているとしているものの、その詳細までは不明であるとのこと。
なお、本バージョンの開発者向けリリースはまだなされていないとしており、正式版のリリースについては来年3月以降になるとしています。その理由として「iOS in the Car」の開発の遅延があげられるとしています。
Credit:Apple
iOS in the Carってなんだっけ?
今回話題にのぼった「iOS in the Car」ですが、その存在をお忘れの方も多いのではないでしょうか。これは、iOS 7の新機能の一つとして発表された、いわゆる “カーナビ連携機能” です。
同機能では、iOSが搭載された端末を接続し、対応したカーナビ上でiPhoneの情報を表示・操作することが可能になります。標準搭載されたマップを利用したナビゲーションや、電話やメッセージのやりとり、音楽の視聴が車内で簡単に利用することができます。
なお、これは当然のこととも言えますが、同機能はパーソナル・アシスタント「Siri」によってハンズフリーかつアイズフリーでコントロールが可能です。
Credit:THE VERGE
なお、ホンダや日産を初めとして、複数のメーカーが対応を表明しています。
今回のiOS in the Carは、アップル単独で成り立つ機能ではないこともあるため、その点で開発が難航している可能性もありそうです。アップルと言えば、開発したソフトウェアを自社のハードウェアにのみ搭載することで安定化や独自性を保ってきた経緯がありますが、今回のように他社のハードウェアに対して汎用性を確保することにはあまり慣れていないのかもしれません。
逆に、ハードウェアからソフトウェアまで自社設計するメリットが、こんなところにも表れているとも言えそうです。
[BGR]
コメント
コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます