京セラは27日、高耐久性Androidスマートフォン「TORQUE(トルク)」を国内向けに販売すると発表しました。米国国防省軍事規格(MIL-STD-810G)に準拠しており、米国で法人を中心に人気を博した端末です。
その人気を受け、国内でも “SIMフリー端末” として販売されることが決定しました。
発売予定日は3月下旬以降となっています。
同端末のなによりの特徴は、その耐久性。防水・防塵・耐衝撃・温度耐久・耐振動・塩水耐久・防湿・耐日射・低圧対応と、あらゆる厳しい環境に耐えることができます。
また、騒音が激しい環境でも快適に通話が出来る「スマートソニックレシーバー」を搭載。受話口ではなく、ディスプレイを広範囲に振動させて相手の声を聴くことが出来ます。手が離せない時には、100dB以上の大音量を実現するスピーカーでハンズフリー通話をすることも可能。
作業手袋をしたままでも簡単に通話を開始できる「ダイレクトボタン」も搭載。アプリの設定も可能です。
スマートフォンとしての基本機能も充実。Android 4.2を搭載し、カメラは約800万画素と必要充分。LTEにも対応し、NTTドコモの下り最大100Mbps通信を利用することができます。同社独自の「省電力ナビ」の搭載で、バッテリーの持ちも確保されています。
詳しい耐久性や、端末のスペックは以下の通りです。
OS | Android 4.2 |
ディスプレイ | 4.0インチ 800×480ドットIPS液晶 |
CPU | Snapdragon S4 Plus デュアルコア駆動 1.2GHz |
RAM | 1.5GB |
内蔵ストレージ | 8GB |
外部ストレージ | microSDHC(最大32GB) |
バッテリー | 2520mAh |
対応周波数 | Xi(LTE) 800MHz 2GHz FOMA(3G) 800MHz 2Ghz |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n (2.4GHz) |
Bluetooth | 4.0に対応 |
メインカメラ | 約800万画素 |
NFC / FeliCa | 対応 / 非対応 |
防水 | IPX5/IPX7 30分間にわたる降雨や浸水に対応 |
防塵 | IP6X 6時間にわたる粉塵環境試験をクリア |
温度耐久 | 動作環境:-21〜50℃で3時間 補完環境:-30〜60℃で4時間 |
塩水耐久 | 24時間の塩噴霧後、 24時間の乾燥放置試験をクリア |
防湿 | 連続10日間の高湿度放置試験をクリア |
耐日射 | 24時間の日射(合計1,120W/㎡) に対応 |
低圧 | 2時間にわたる低圧(57.11kPa) に対応 |
日本で高耐久性スマートフォンが登場するのは、NECカシオの「G’zOne TYPE-L CAL21」以来。約1年ぶりの登場となります。いわゆる “横並び” が指摘される昨今のスマートフォンの中では、非常に特徴的な端末です。
快適に動作するスペックを追い求める時代は終焉を迎えつつあります。今後は、あの “ガラケー” のように、特徴のある、個性的な端末が功を奏するかもしれません。
[京セラ]
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