弊サイトでもすっかりおなじみになりつつある、ロシア在住のEldar Murtazin氏。今回新たに、自身のツイッターで衝撃的な情報をつぶやいています。
同氏によると、グーグルのリファレンスAndroid端末「Nexus」の名は2015年に廃止され、その役割は「Google Play Edition」が担うようになるとのこと。
Nexus line by Google is over in 2015 😉 Yes – this line will be replaced by Play Edition (current name, it will be rebranded)
— Eldar Murtazin (@eldarmurtazin) 2014, 1月 27
Play Editionといえば、各メーカーの独自機能を削除し、スタンダードなAndroid端末として設計し直したスマートフォン群。サムスンのGalaxy S4やソニーのXperia Z Ultra、HTC Oneなどがそのラインナップに添えられています。なお、日本においてはいずれも発売されていません。
最近やっと日本でも手に入り易くなったNexusシリーズですが、1年後には消えているかもしれません。これには様々な理由が考えられますが、第一に「Nexus製造メーカーの負担が大きい」ということが考えられます。例えば、Nexus 5を製造するLGがNexus 5の増産を拒否したとの噂も一時流れたほど。
Nexus端末は、スタンダードであるということ以上に、安いことが大きな訴求材料になっています。逆に言えば、その過剰な安さは製造メーカーや、ライバルメーカーに負担がかかることに他なりません。その状況を打開し、よりオープンな環境をAndroidで実現するために、グーグルはNexusを廃止するということかもしれません。
今回の情報が正しいとすれば、1ユーザーとしては、正直残念なところ。安価な端末が手に入り難くなる可能性があるだけでなく、日本の場合はまたもや “おま国” が発生する可能性すらあります。Play Editionにも魅力があるのは確かですが、その値段や販売体系が変化しないと、日本のユーザーにとってはひたすら損という結果に終りそうです。
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