日本経済新聞は10日、12月末時点での各キャリアにおける携帯電話契約件数においてNTTドコモの純増数が27万9100件で首位になったと報じている。2位はソフトバンクモバイルで22万4300件、3位のKDDIは22万2600件だった。ドコモが首位になるのは2011年12月以来2年ぶりとなる。
なお、MNP契約数ではKDDIが4万3300件の転入超過で27ヶ月連続の首位となった。ソフトバンクは9400件の転入超過、ドコモは5万1000件の転出超過だった。
ドコモはこれまで、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia A」、韓国サムスンの「GALAXY S4」を主軸とする “ツートップ” 戦略を展開。昨年7月には前月の純減から一転し、大幅な純増に転じることもあったが、パナソニックやNECカシオによるスマートフォン事業撤退の一翼を担う形になってしまったという声も聞こえている。
今回、ドコモが首位に返り咲いた背景には米アップルの「iPhone 5s」「iPhone 5c」の取り扱いに加え、ソニーの「Xperia Z1f」を始めとしたラインナップが功を奏したことは言うまでもない。
今年は、ソニーからWindows Phone 8を搭載したスマートフォンの発売(過去記事)も囁かれており、実際に日本で発売されるとすれば、取扱キャリアといった面でも大きな反響を呼ぶことが想定される。
各キャリアの争いは今年も増々加熱することが予想され、目を離すことができない。
[日本経済新聞]
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