Tizen Associationは12日(現地時間)、新たにパートナープログラムに15の団体が参加することを明らかにしました。名前の挙がった団体の中には、ソフトバンクモバイルやスプリントが含まれています。
今回パートナー参加を表明したソフトバンクCEOの孫正義氏とスプリントCEOのダン・ヘッセ氏。
(写真は昨秋の買収会見時)
Tizenのパートナープログラムは、開発や実用化を促進するために昨年11月に開始されたもの。パナソニックやシャープといったハードウェアメーカーから、マカフィーやトレンドマイクロなどセキュリティ企業のほか、コナミのようなエンターテインメントを扱う会社など36社が開始当時から参画しています。
今回はこれに加え、ソフトバンクやスプリント、ZTEなど15社が新たにパートナーに名乗りをあげました。以下がその一覧です。すでに参加している36団体はこちら(リンク)。
Baidu CloudStreet
Cyberlightning DynAgility
Gamevil Inside Secure
Ixonos Nomovok
Piceasoft Red Bend Software
SoftBank Mobile Sprint
ZTE
なお、NTTドコモやインテル、サムスンそして富士通などは、パートナーではなくメインの開発メンバーとしてプロジェクトに参加しています(計10社・リンク)。
ケータイWatchによると、ソフトバンクは今回の参加について「プラットフォームの技術調査の一環として加入した。具体的なアクションについて予定は全くない」とコメントしています。とはいえ、昨秋の「Tizen(など “第3のOS” )には興味ない」という孫社長の発言に比べると、ソフトバンクの姿勢は変化の兆しを見せているといえます。
ドコモが今年度末にTizen搭載スマートフォンを発売すると表明していましたが、未だ発売の目途が立っていないのが現状です。Tizenチームも開発の遅れを憂慮してパートナー集めに躍起になっていると思われます。
開発メンバーとパートナーを合わせて61社が参加する巨大プロジェクトとなったTizen。プロジェクトの成果が製品となって日の目を見るのはいつ頃になるでしょうか。スマートフォン業界が「熱い」この先1,2年の間に我々が使いたいと思えるような製品が出てきてくれることを願います。
[Tizen Association via ケータイWatch]
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