iDownloadBlogは3日(現地時間)、時計産業における有名筋の情報として、米アップルの腕時計型デバイス「iWatch」はスイス製になる可能性があると伝えています。
情報によれば、アップルはすでにスイス国内にこれを目的とした企業を設立しており、着々と準備を重ねているとのこと。
非公式コンセプト
時計は、本来の道具としての役割のみならず、ファッションとして着用されることが多いもの。特に、携帯電話やスマートフォンに道具としての役割を奪われつつある今となっては、ファッションとしての意味合いが非常に強くなっています。
最近各社から登場している腕時計型デバイスがイマイチ流行らない理由の一つもここにあります。どうしても電子端末としての色を隠せない「スマートウォッチ」のデザインは、ファッションとしての腕時計には成り難いのが現状です。
その中でのアップルの今回の噂は注目に値するところ。スイス製の時計といえば、特に興味のない人でも知っているほどのブランド品です。その歴史あるブランドやデザイン性を取り入れることができれば、スマートウォッチに革命が起きるかもしれません。
なお、そのブランドの高さゆえに “スイス製(SWISS MADE)” を名乗るためには条件があります。
- 内蔵するムーブメント(駆動体)がスイス製であること
- ムーブメントの時計への組み込みがスイス国内で行われていること
- 製造者による最終検査がスイス国内で行われていること
※(スイス時計協会HPより引用)
つまるところ、時計としての動力部の製造と組み立て、検査がスイスで行われなければ現実的にスイス製を名乗るのは不可能になります。
これが現実になるとすれば少なくとも安価な製品になることは考えにくく、高級志向な製品になりそうです。
気になるのは “スマートウォッチの機能を確保しながらどのように高級感を出すのか” というところ。デザインが中途半端なものになれば、誰にも受け入れられない製品になる可能性も考えられないことではなく、アップル自身のブランド力にも影響が出る可能性すらあります。
今年にも “新カテゴリ” の製品として登場すると噂されているiWatch。個人的には今回の情報でなおのこと興味がわきましたが、果たしてどんな端末になるのでしょうか。
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