米グーグルは20日(現地時間)、同社が提供するクラウドメールサービス「Gmail」において、従来よりも “より安全” にするための施策を行ったことを明らかにしました。
Gmailをはじめとした米国発サービスを巡っては、NSA(米国家安全保障局)がデータセンター間の通信を盗聴していたとされており、グーグル以外にもアップルやフェイスブック、マイクロソフトをはじめとした著名企業がそのターゲットになっていたとされています(スノーデン氏が明らかにするところによると)。
Gmailオフィシャルブログにおける公式発表
グーグルが行った今回の施策では、データセンター間などのバックグラウンド通信において、HTTPS通信で暗号化することで盗聴を極めて困難にしたとのことです。従来、データが暗号化されずに平文で流れていた理由としては、HTTPS通信の暗号化/復号化には処理負荷がかかることから多くのサービスでHTTP通信(※Sがない)などが採用される傾向にありました。
スノーデン氏が行った一連の暴露騒動によって、もはやハリウッド映画のような出来事が日常的茶飯事になりつつある昨今。インターネットに安全は存在しないといっても過言ではないのかもしれません。
[Google] [THE VERGHE]
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