LINE株式会社は6日、同社が提供するメッセージングアプリ「LINE」で展開するスマートフォンECサービス「LINE MALL」の出品・販売手数料を本日よりすべて無料にすると発表しました。また、同時にiPhone版のリリースも発表されました。
LINE MALLは、昨年12月20日にAndroid向けにプレオープンしていたもので、これまでは販売価格の10%を販売手数料として徴収していました。今回すべての手数料を撤廃することで、ユーザーは完全無料で出品・販売を行うことができるようになります。さらに、過去の販売手数料の払い戻しについても対応するとしており、後日LINE MALLアプリ内で案内を行うとのこと。
また、LINE MALL内の新たな試みとして登録者にセール情報をプッシュ通知する「LINEセール」を3月7日よりスタートするとしています。LINEセールは、スマートフォンの特性を活かした機能の一つで、今しか購入できない商品を利用者にプッシュ通知で知らせることで、商品との出会い・購入体験の機会を多く提供することができるとしています。
従来のネットショッピングは、検索・比較といった「ストックされた情報」を元に行うものが一般的でしたが、LINE MALLでは商品との出会い・発見といった「フローの情報」を提供することで、新たなコマースプラットフォームを実現したいとのこと。
LINE MALLとは少し特徴が異なるものの、昨年10月には「Yahoo!ショッピング」でも「eコマース革命」と題して出店手数料の無料化が発表されています。LINE MALLがこれに感化されたのかは不明ですが、 “無料” をキーワードにLINEが流行ったことを考えると、LINE MALLにもそのポリシーを継承させる考えがもともとあったのかもしれません。
LINEは、先月26日にも「スタンプショップのオープン化」や「ビジネス利用」など新たなサービスの提供を発表しており(過去記事)、その動向に注目が集まっています。
なお、今回完全無料化を発表したLINE MALLのグランドオープンは、春以降を予定しているとしています。
[LINE]
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