The Vergeは3日(現地時間)、米マイクロソフトの次期モバイルOS「Windows Phone 8.1(仮称)」に搭載されると噂の音声アシスタント「Cortana(コルタナ)」のスクリーンショットとされる画像を公開しました。
Exclusive: This is Cortana, Microsoft’s answer to Siri http://t.co/vtyu8UsqcY pic.twitter.com/0YFGYsBWdW
— Tom Warren (@tomwarren) 2014, 3月 3
Cortanaは、アップルのiOSに搭載されている「Siri」と同じく、主に音声を利用したアシスタントになると予想されてきました。今回のスクリーンショットを見る限り、その予想はおおむね正しいと思われます。
ユーザーのニックネームを設定できるところも、Siriとよく似ています。位置情報や行動、連絡先情報を「Cortana’s Notebook(コルタナのノート)」に記憶し、それに応じた様々な情報を提案する機能も有しています。
また、Cortanaは米グーグルが提供している「Google Now」と同様の機能も含んでいることが明らかになりました。メールの文脈を読み取ってフライト情報などを理解し、ユーザーに通知する機能に関する設定項目が見つかっています。
Credit:The Verge
情報元のThe Vergeによると、この文脈を認識する技術はマイクロソフトが手掛ける検索サイト「Bing」や、位置情報SNSの「Foursquare」などで得られる膨大なデータによって精度を向上させていくと考えられています。Foursquareは先月、マイクロソフトから1500万ドル(約15億2000万円)の投資を受けるかわりにデータの複数年使用に関するライセンス契約を結んでいます。
今春にも配布開始される予定の次期Windows Phone。新たな音声アシスタントの登場が競争を盛り上げてくれることは間違いありません。このアシスタントが日本語に対応するかどうかはわかりませんが(期待薄)、そもそも国内ではWindows Phoneが正式販売されていません。我々はCortanaの日本語対応よりも同OSの日本上陸を先に願うことになりそうです。
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