LG電子は27日(米国時間)、同社のフラグシップ・スマートフォン「LG G3」を正式発表しました。ディスプレイには約5.5インチで2560×1440ドット表示に対応。左右の極挟ベゼルがスマートな印象を与えています。
UIを一新
背面には凹凸を抑えたフラットな物理キーを搭載。LG G2時代よりもデザインが洗練されているように思えます。一見すると金属筐体のようにも見えますが、あくまでもポリカーボネートを採用した “金属風デザイン” である点には注意が必要。なお、賛否両論のあるLGロゴは前面と背面の両方に存在。従兄弟機種である「isai FL LGL24」とは大きく違います。
ソフトウェア面でも大きな改良が施されており、UIは流行の淡色×フラット。ロングシャドウ・エフェクトが似合いそうなアイコンが並んでおり、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
個人的には良くも悪くもLGらしかったUIが一新され、過去最高の評価を与えたいほどです。今までLG製端末をGGSOKUで取り上げることはあまりありませんでしたが、これからは変わるかもしれません。
ハードウェアスペック
先にハードウェア面の仕様をご紹介すると、プロセッサには2.5GHz駆動のクアッドコア「Snapdragon 801 8974CA」を採用。2014夏機種ではトレンドのハイパフォーマンスSoCです。RAM容量は2GBで、内蔵ストレージは32GB。拡張ストレージとして最大128GBまでのmicroSDXCに対応します。
ディスプレイは前述したように約5.5インチの2560×1440ドット表示に対応したIPS液晶。本来の意味の解像度であるピクセル密度は538ppiと、非常に高精細なものです。
搭載OSはAndroid 4.4.2。サイズは146.3(H)×74.6(W)×8.9(T)mm、重さは149gとなります。
充実のカメラ機能「レーザーAF」
カメラ周りの機能としては、事前のリーク情報通り、レーザー・オートフォーカス(AF)が採用されました。AF速度に定評のあるGalaxy S5よりもAFが高速であるとされています。
撮像センサーには約1,300万画素のソニー製センサーを採用。光学式手ぶれ補正に対応している点も大きなポイントです。
別売ケースは超本格
今回同時に発表された別売の「Quick Circle Case」は、単なるキズ保護の役割を果たすケースではなく、LG G3に拡張的な機能をもたらします。
カバーを開けてメインディスプレイからの操作を経ることなく、カメラや音楽・Eメール・設定をはじめとしたアプリを起動することが可能です。
この円形内部は電話であれば着信履歴、音楽であれば再生制御、時計、歩数計といった表示を行うことが出来ます。以下にPhoneArenaが撮影した実機の画像を数点ご紹介します。
発売日など
米国では明日から主要キャリアで販売され、スプリントには独占的にシャイン・ゴールド色が供給される見込みです。その他にも世界170カ国以上で販売され、英国では7月、ブルガリアでは6月といった具合に、主要国が最速といったわけではないようです。なお、いずれの国も7月までには販売開始されると伝えられています。
価格については、Cloveが499英ポンド(約8万5500円)の付加税込で掲示しており、概ねその近辺の値段になる見込みです。
カバーの部分に関して誤りがありましたので修正いたしました。お詫び致します。
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