Androidの開発者向け公式サイトであるAndroid Developersは、Androidバージョン別シェアの最新版を公開しました。最新のGoogle Playストアアプリを導入した端末が対象となっており、Android 2.2以前の古いデバイスにおいては左記のアプリが非対応のため除外されています。
KitKatのシェアは2割に迫るもJBが過半数
Android 4.4 KitKatのシェアは17.9%で2割に迫る勢いです。Android L(5.0)の正式リリースが今秋であることを踏まえると、リリース前に2割を超えることは間違いないものと推測されます。
一方でAndroid 4.1.x~4.3 Jelly Beanのシェアは圧倒的であり、内訳としてはAndroid 4.1.xが全Android OSの中で最も多く27.8%。次いでAndroid 4.2.xが19.7%で、こちらも全Android OSの中では2位に相当します。比較的新しいながらもAndroid 4.4への移行で “タイミング的に悪かった” Android 4.3は9.0%。
バージョン | コードネーム | 割合 |
2.2 | Froyo | 0.7% |
2.3.3-2.3.7 | Gingerbread | 13.5% |
4.0.3-4.0.4 | Ice Cream Sandwich | 11.4% |
4.1.x | Jelly Bean | 27.8% |
4.2.x | 19.7% | |
4.3.x | 9.0% | |
4.4 | KitKat | 17.9% |
iOSとは販売コンセプトなども大きく異なることを踏まえると、個人的には健闘しているといった印象を受けます。とはいえ、GB~ICSが24.9%近くも存在する事は、アプリ開発者的にとっては “切って良い” ものなのか悩みどころと言えそうです。
特に中国製の格安端末などは古いOSよりも「最新OSを搭載していることをウリにしている」ことが多く、あくまでも推測の域を出ませんがアップデートから取り残された現役端末である可能性が高いものと思われます。
英文の公式発表では画面サイズと解像度(ピクセル密度)についての項目やOpen GLのバージョンについても言及されていますが、こちらはAndroid開発者向けの知識(画面サイズとピクセル密度の相関性におけるカテゴライズ)が必要となりますので、必要な方のみご覧ください。
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