モバイルWi-Fiルーターのあり方に一石を投じる、チャレンジ精神あふれる製品が登場しました。
ソフトバンクは11日、フルセグ/ワンセグチューナーを内蔵したモバイルWi-Fiルーターである「Pocket WiFi Softbank 304HW」を今月18日に発売すると発表しました。
ダークシルバー/レッド Credit : Softbank
この製品は、通常のモバイルWi-Fiルーターとして使用できるほか、専用のアプリをダウンロードすることによりテレビ視聴をすることができるという、これまでになかった真新しい機能を搭載しています。このルーターがあれば、スマートフォン側にチューナーがついていなくてもテレビを気軽に視聴することが可能になります。
端末単体での視聴はできませんが、iPhoneでも利用可能であるため、テレビをよく見るiPhoneユーザーには朗報といえそうです。専用アプリはiOS向けとAndroid向けの二種類を用意しているとのこと。
ルーターとしての機能は以下の通り。
サイズ | 約 幅101×高さ59.5×厚さ15.9mm |
重さ | 約 130g |
バッテリー容量 | 2400mAh |
連続利用時間 |
Wi-Fi利用時:9時間 フルセグ利用時:9時間 ワンセグ利用時:11時間 |
通信方式(国内) | 4G方式(FDD-LTE/AXGP)、3G方式 |
通信方式(海外) | 3G方式 |
通信速度(4G:FDD-LTE/AXGP) | 下り最大110Mbps/上り最大10Mbps |
通信速度(3G) | 下り最大42Mbps/上り最大21Mbps |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n |
外部メモリ | ×(非対応) |
注目はフルセグの連続利用時間が9時間とそこそこ動作時間が長い点です。モバイルWi-Fiルーターはつけっぱなしにすることが多く、電池の減りがかなり早く感じるため、通常利用でも9時間バッテリーが持つ点も嬉しいところ。
電波を送受信するだけの端末に付加価値を加えることで、魅力的な製品を提案してきたと筆者は感じています。ソフトバンクは既に「ポケットフルセグ」というモバイル地デジチューナを販売していますが、テレビを見るためだけに端末を増やすのはちょっと…というユーザーの要求にも応え得る、新しいモバイルWi-Fiルーターの形であるといえるかもしれません。
[ソフトバンク]
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