究極の小型PCの登場です。海外メディアWPCentralは18日(現地時間)、米インテルが新たに「USBメモリスティック状のPC」の投入を開始したことが明らかになったと伝えています。
上の画像が、当該ニュースの超小型PCのものになります。USBメモリと似たようなサイズ感と形状こそしているものの、こう見えてれっきとしたPCとしての使用が可能です。
また、このデバイスには2モデル用意されており、両モデルともにIntelのモバイル向けSoCである「Atom(Bay Trail世代)」ファミリーをベースにしたチップが搭載されています。Bay Trailは、インテルが小型端末向けにリリースしているAtomの中でも処理・省電力パフォーマンスにおいて評価が高く、各種Windowsタブレット端末においても数多く採用されているものです。
以下、両モデルの具体的なスペック。
Z3735Gモデル | Z3735Fモデル | |
OS | 32-bit版 Windows 8.1 | 64-bit版 Windows 8.1 |
SoC | Intel Atom Z3735G | Intel Atom Z3735F |
RAM | 1GB | 2GB |
内蔵メモリ | 16 / 32 GB | ← |
コネクタ | USB 2.0ポート×2 HDMIポート×1 microSDカードスロット×1 |
← |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | ← |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11 b / g / n | ← |
なお、どちらのモデルも共通して「Linux OS」と「Android OS」にも対応しているとしています。
既に32-bit版の方は、中国のオンラインショッピングサイトAliexpressにて「125ドル」(約1万3千円)にて販売が開始されていますが、64-bit版を含め、他の地域に対してはいつ頃提供されるのかについては明らかにされていません。
PCの小型化もここまで来たかと思うと何だか感慨深くなってしまいます。こうなると、是非とも「microSDカード状のPC」「nanoSIMカード状のPC」などの実現を目指して欲しくなってしまうのは、私だけでしょうか。
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