さしずめ「Google依存」の現状からの脱却を狙って、といったところでしょうか。
今やAndroid OSはiOSデバイスを除くスマートフォンのほぼ大半にインストールされており、ある意味、世界を牛耳っていると言えなくもないように思えます。その米グーグルによる支配からの脱却を試みてか、韓国LGが「webOS」ベースのスマートウォッチを発売する計画の存在が、今回新たに示唆されることとなりました。
事の発端は、海外メディアThe VergeによってLGによって開設された「webOSベース」のスマートウォッチの特設サイトが発見されたことに遡ります。残念ながら、既にそのwebサイトの公開は停止されてしまっているのですが、上下の画像はその様子を捉えたスクリーンショットです。
画像を見遣れば、確かにこれ以上なくはっきりと「LG SmartWatch」と「webOS」の文字を確認することができます。
これに対し海外メディアAndroid Authorityは、LGがwebOSデバイスの発売を計画したのも、主にスマートテレビ以外にもwebOSを搭載することで自社製品のバリエーションを増やし、ひいては米グーグルへの依存度を引き下げることが大きな狙いだろうと指摘しています。
残念ながら現時点では、具体的にどのタイミングでこのデバイスが世に登場することになるかは判然としません。ですが、上のスクリーンショットに「Coming Soon!」とあるように、おそらくそう遠からぬ内にLGから何らかのアナウンスがあるものと期待できそうです。
かつて米HPの下で頓挫し期待されていた程の活躍を見せることのできなかったwebOS。そんな不遇な彼が今、LGの下で輝こうとするのを見るにつけ、何だか感慨深いものを感じてしまいます。
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