米アップル曰く、“世界で最もエネルギー効率に優れたデスクトップPC” とのことです。
驚愕のiMac Retina 5Kディスプレイモデルの登場に続き、そのコンパクトさとシンプルなデザインとで根強い需要と人気を誇るMac miniの新型シリーズが、本日正式発表されました。
ついに、2012年10月以来となるメジャーアップデートを果たしたMac mini。ほとんど丸々2年ぶりの新モデルということもあって、その性能の向上幅は決して小さくありませんでした。
CPUに第4世代Coreプロセッサ(おそらく「Haswell Refresh」ファミリー)を採用したことで、絶対性能を向上させつつ、その電力消費効率をも改善させることに成功。また、GPUに至っては最大90%もの性能向上を実現していることが、アップルによって強調されました。ちなみに、本体寸法は19,7(W)×19,7(D)×3.6(H) cmとのこと。
また、Mac miniには全部で3モデル用意されることが明らかに。以下、それぞれのモデルの主なスペックと価格です。
モデル1 | モデル2 | モデル3 | |
OS | OS X Yosemite | OS X Yosemite | OS X Yosemite |
CPU |
1.4GHz 2コア Core i5 (Turbo Boost使用時:最大2.7GHz) |
2.6GHz 2コア Core i5 (Turbo Boost使用時:最大3.1GHz) |
2.8GHz 2コア Core i5 (Turbo Boost使用時:最大3.3GHz) |
GPU | Intel HD Graphics 5000 | Intel Iris Graphics | Intel Iris Graphics |
RAM | 4GB | 8GB | 8GB |
HDD | 500GB HDD | 1TB HDD | 1TB Fusionドライブ |
重量 | 1.19 kg | 1.20 kg | 1.22 kg |
価格 | 5万2800円(税別) | 7万4800円(税別) | 10万6800円(税別) |
また、どのモデルにおいても、スペックのカスタマイズを行うことができます。一例として、モデル1を除いては、CPUを「3.0GHz 2コア Core i7(Turbo Boost時:最大3.5Ghz駆動)」に変更することが可能なほか、RAMの容量を最大で16GBまで増強することなどが可能になります。
また、その定格周波数とTurbo Boost時の最大周波数の落差を鑑みるに、モデル1に搭載されているCPUに関してのみ、モバイル向けのCPUであるものと推察されます。
さて、上の画像は新型Mac miniの背面の画像になります。USB 3.0ポート×4にThunderbolt 2ポート×2。SDXCカードスロット、HDMI出力ポートとギガビットEthernetポート。そしてヘッドフォンジャックにオーディオ入力ポート、と必要最低限以上の接続性と拡張性を保有していることが見て取れます
また無線通信にも対応しており、従来のWi-Fi接続方式に加えて、新たにWi-Fi 802.11 ac接続、Bluetooth 4.0接続にも対応を果たしたとのこと。
ともあれ、Mac miniは既にアップルの公式オンラインストアでの注文受付が開始されているとのことですが、私の知る限りではMac miniの新モデルを待ち望んでいた人の数は少なくありません。実に2年越しとなるファン待望のフルモデルチェンジを機に、どこまで新たな需要を掘り起こすことができるか。実に興味深いところです。
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