モーター駆動による「全自動回転式」という、更に面白い機構に進化を遂げました。
29日(現地時間)、海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると、中国Oppoが、「全自動回転式カメラモジュール」搭載スマートフォン「Oppo N3」を正式に発表した、とのことです。
このOppo N3は、かつて「手動回転式」のカメラモジュールを搭載したことで世界中からの注目を集めた、Oppo N1の後継モデルとなります。しかし、N1と決定的に異なるのは、前者が手動でカメラ部を回転させる必要があったの対し、このN3のカメラモジュールには「モーター」が搭載され、“全自動” で駆動するという点です。
Schneider Electricの技術により、「全自動化」を達成
また、回転式カメラが全自動化されたことにより、自動でカメラ部を回転させて精細なパノラマ写真を撮影する機能や、動体撮影時に対象を自動で追尾する機能など、N3ならではの独自機能が実装されている点も、実に興味深いところです。
モーター駆動式「全自動回転式カメラモジュール」
そのほか、背面部にはOppo自身によって「O-Touch」と銘打たれた「多目的タッチパネル」を搭載。通常のタッチパッドのように各種操作を行うことを可能にするだけでなく、指紋認証センサーとしての使用をも可能にしています。
「O-Touch」
さてこのN3、当然基本性能に関してもN1から着実な進歩を見せています。以下、N3の主なスペック。
OS | ColorOS 2.0 (Android 4.4 KitKatベース) |
ディスプレイ | 5.5インチ フルHD(1920×1080)ディスプレイ(403ppi) |
SoC | Qualcomm 2.3GHz駆動 Snapdragon 801 |
GPU | Adreno 330 |
RAM | 2GB |
内蔵メモリ | 32GB |
メインカメラ | 1,600万画素(デュアルLEDフラッシュ搭載) |
バッテリー | 3,000mAh |
ワイヤレス | Bluetooth 4.0 5G Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac NFC |
その他 | microSDカード対応(最大128GBまで) GPS機能搭載 |
外形寸法 | 161.2(W)×77(D)×9.9(H) mm |
本体重量 | 192g |
最大の特徴でもある「1,600万画素」の回転式カメラには、OmniVision製「OV16825」が採用されるほか、「f / 2.2」のレンズが搭載されています。ちなみに可動域は「206°」とのこと。
また、Oppo独自の急速充電機能である「VOOC」にも対応しており、30分間で75%まで再充電することを可能にしています。
「O-Click」
そして今回、このOppo N3のアクセサリーとして「O-Click」も同時に発表されました。ユーザーはこの小型リモートコントローラーを使用することで、カメラモジュールを任意で回転させたり、遠隔操作でカメラアプリのシャッターを切ったり、はたまた音楽再生のコントロールをしたりすることが可能になるそうです。
また、気になる価格と登場時期についてですが、2014年末までに市場に実際に登場し、価格は「649ドル」(約7万円)に設定されることが明らかにされました。
「Oppo N3」の公式プロモーション映像
ついに全貌が明らかにされたOppo N3ですが、蓋を開けて見ればただ単に奇を衒っただけの端末ではないことが明らかになりました。個人的には動体撮影時の自動追尾機能には、思わず感嘆の息を漏らしてしまいました。
[Phone Arena / Oppo]
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