“最後のNokiaブランド” Windows Phone、ついに出荷開始を迎えました。
「Windows Phone」という名称が廃止されるかもしれない。そんなまことしやかに囁かれ続けてきた噂も、昨日の「Windows 10」の発表により俄かに現実味を帯びた今日この頃。ついに、「Nokia」ブランドを冠する “最後の端末”(になる可能性が極めて高い)「Lumia 830」の出荷が世界的に開始されたことが明らかになりました。
海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると、今週中になるとされる各国市場での発売開始に先駆けて、Lumia 830の出荷が正式にスタートしたとのことです。ただし、発売が明言されている全ての地域に対してもたらされる訳ではなく、少なくとも米国においては11月の到来を待つ必要があります。
Lumia 830の最大の特徴は、「比較的低価格」でありながらもNokia独自のカメラテクノロジー「Pureview」を搭載している点にあります。手ぶれ補正機構(OIS)の搭載も相まって、気軽かつ簡単な高画質撮影を実現させました。
ここで復習も兼ねて、Lumia 830の主なスペックを記載します。以下、御照覧。
- 5インチHD(1280×720)ディスプレイ
- 1.2GHz駆動 クアッドコア Snapdragon 400
- 1GB RAM
- 16GB内蔵メモリ
- 1,000万画素“Pureview”メインカメラ(OIS搭載)
- 2,200mAhバッテリー
- NFC搭載
- 4G LTE通信対応
そのほか、OSには最新の「Windows Phone 8.1」をベースにしたNokia独自のアップデートプログラム「Lumia Denim」が搭載され、Cortanaや15GBの「OneDrive」ストレージも実装済みとのこと。
このLumia 830、販売価格は“330ユーロ”(約4万5400円)に設定されるとのことですが、キャリアとの契約時にはさらに安価に入手することが可能になるものと思われます。
Nokiaの灯した最後のかがり火は、どこまで世界に波及するのか。いちWindows Phoneファン、いちLumiaファンとして、当分目が離せそうにありません。
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