グーグルには、一日も早い対応が望まれます。
Android OS史上屈指のアップデートと謳われる「Android 5.0 Lollipop」が登場してから、早くも数週間が経過しました。目下、より多くのデバイスに提供すべく開発と調整が進められるLollipopですが、今回その「開発者向けプレビュー版」の最新ビルドにおいて「バッテリー消費」に関する看過できないバグが発見されたとのことです。
今回発見されたバグは、Lollipopがインストールされた「Nexus 5」において発現するものであることを、海外メディアPhone Arenaは伝えています。曰く、そのバグの具体的な内容は、「Wi-Fi機能をONにすると著しく電力消費が増える」というもの。
米グーグルのソフトウェアエンジニアであるトレバー・ジョン氏の弁明によると、今回Nexus 5上で発生した「異常な電力消費」という現象は、「Wi-Fi機能ON時に、「IRQ」(割り込み要求)の回数が甚だしく増加する」という現象が発生することに起因するものであるが、しかし今現在まだその原因を突き止めるには至っていない、とのことです。
「Nexus 5」
ともあれ既にジョン氏によって、引き続き原因の調査が行われることも確約されている上、「Lollipop」にケチを付けたくないであろうグーグルが、この様な致命的な欠陥をいつまでも放置しておくとは考え難く、おそらく近日中にも修正版が提供されることになるでしょう。
Nexus 5ユーザーでLollipopの導入を目論んでいた方は、もうしばしの間指を咥えて静観しておく方が、賢明と言えそうです。
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