この端末が提供される市場が、今後更に追加されることになる可能性もゼロではなさそうです。
1インチ2,000万画素CMOSセンサー搭載スマホ、「DMC-CM1」。コンパクトデジカメとの領域をいよいよ曖昧にしてしまいかねない可能性を秘めたその端末が、パナソニックによって正式に発表されたのも、ほんの2ヶ月程前のことでした。
今回、海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると英国市場にて12月1日より、新たにDMC-CM1の発売が開始されることが明らかになったとのことです。
「DMC-CM1」
Phone Arena曰く、今回英国にて発売開始が決定された背景には、「DMC-CM1に対する高い需要」が強く影響しているとのこと。ちなみに当初の発表では、ドイツとフランスの二つの市場に対してのみの提供が予告されており、事実、両市場においては既に販売が開始されています。
さて、おさらいの意味も兼ねて、以下にDMC-CM1の主なスペックを掲載します。
OS | Android 4.4.4 KitKat |
ディスプレイ | 4.7インチ フルHD(1920×1080)ディスプレイ |
SoC | Qualcomm 2.3GHz駆動 クアッドコア Snapdragon 801 |
RAM | 2GB |
内蔵メモリ | 16GB |
メインカメラ | 1インチ 2,090万画素 |
レンズ | 28mm LEICA DC ELMARIT レンズ(F/2.8) |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン |
バッテリー | 2,600mAh |
その他 | microSDカード対応 |
本体の厚み | 15.2mm |
本体重量 | 204g |
メインカメラに搭載されるレンズには、「焦点距離28mm」(35mm換算)の広角レンズを搭載。また、そのライカ銘を冠したレンズのf値は「2.8」に。
さらに、ISO感度は「100~25,600」にまで対応するほか、フルマニュアル式の撮影モードや「4Kビデオ撮影機能」も完備。もはやスマートフォンとは思えない、充実のカメラ性能に仕上げられています。
現時点では、英国市場にて12月1日より発売が解禁されることは判明しているものの、その販売価格に関しては明らかにされていません。Phone Arenaは「約1,115ドル」(約13万円)程度となる可能性を指摘していますが、ドイツとフランス市場における価格設定を鑑みるに、およそ妥当と言えるでしょう。
ともあれ、パナソニックにとっては嬉しい誤算とも言える、今回のDMC-CM1の販路拡大の成功。この調子でより多くの市場に提供されることを、そしてひいてはこの端末の後継モデルあたりが、日本市場にももたらされる日が来ることを願うばかりですが、それはやはり高望が過ぎるというものでしょうか。
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