「軍用テクノロジー搭載」という響きの、何と甘美なことでしょうか。
20日(現地時間)、海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると、来たる「11月24日」(現地時間)にも中国Huaweiから新たなスマートグラスが発表される見込み、とのことです。
中国weibo上に公開されたティザー画像
時は、今から遡ること8カ月前。米国の軍事契約企業の一つであるLumusによって、F-16のHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)にも使用されている技術を転用したスマートグラスの開発キット「DK-32」と「DK-40」が発表されました。
さて、今回Huaweiから発表されるスマートグラスは、この内の「DK-40」をOEM製造したものとなっている可能性が極めて高いことを、GSMArenaは指摘しています。以下は、今回Huawei製の新スマートグラスのものとされる画像。
Huawei製、未発表スマートグラス
以前に明かされた情報によると、DK-40には「Optical Engine Module」と呼ばれるLumus独自のテクノロジーが搭載されているとのこと。そしてこのOptical Engin Moduleは、「Light-guide Optical Element」(LOE)と呼ばれるディスプレイと、「Micro-display Pod」(POD)と呼ばれるプロジェクターから構成されています。
PODはメガネのテンプル(腕・つる)部に搭載されており、薄型のレンズを通じて映像をLOE上に直接投射します。ちなみに、これはF-16戦闘爆撃機のHUDにおいても用いられている技術であることが、Lumusによって明らかにされています。
Lumus製「DK-40」
また、GSMArenaは、このHuaweiモデルの方のLOEの解像度が、オリジナルモデルの「HD(1280×720)」から「VGA(640×480)」へと変更されている可能性を指摘していますが、現時点では判然とせず。
ともあれ、公開されたティザーを信じるならば、24日にも全ての情報が開示されることになるはず。今はただ、続報を待ちたいと思います。
コメント
コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます