かの名高き工業大国ドイツより、異端児の登場です。
26日(現地時間)、海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると、今回ドイツメーカーLinshofより、実に ”独創的” な新型スマートフォン「i8」が正式に発表された、とのことです。
「Linshof i8」ホワイトモデル
このLinshof i8、そのハードウェアのみならずソフトウェア面においても、Linshof独自のカスタマイズが多々施されている点をその最大の特徴としています。まずは、この端末の主なスペックをご紹介。
OS | Android 5.0 Lollipop (または、オプションでタッチ操作ベースのLinux OS) |
ディスプレイ | 5.0インチ フルHD(1920×1080)AMOLEDディスプレイ (特定の市場モデルには、IPSディスプレイ搭載) |
SoC | 2.1GHz駆動 32-bit オクタコアSoC(メーカー・型番不詳) |
RAM | 3GB ”高周波数駆動” RAM |
内蔵メモリ | 80GB (64GB + 16GB) |
メインカメラ | 1,300万画素(Sony製CMOSセンサー) |
フロントカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 3,100mAh |
ワイヤレス | Bluetooth 4.0 Wi-Fi通信 NFC搭載 |
ネットワーク | 3G通信 4G LTE通信 |
その他 | GPS搭載 コンパス機能 ジャイロスコープ HDMI 1.4aコネクタ搭載(3Dサポート) USBコネクタ搭載 |
UI | Linshof UI(ハードウェアアクセラレーション対応) |
色々とツッコミどころの多いスペックシートですが、まずは内蔵メモリから。「80GB」というスマートフォンでは聞き慣れぬ容量を内包するこのi8ですが、仕組みは至って単純。64GBの ”スタンダードな” メモリに加えて、16GBの「アプリに専用化が施された高速なメモリ」が搭載されているだけのことです。
そして、OSには最新の64-bit対応OS「Android 5.0 Lollipop」を搭載する一方で、SoCは32-bitアーキテクチャのものが採用されているとのこと。また、オプションでタッチ操作に最適化が図られた「Linux OS」を搭載したモデルも用意される模様。
「Linshof i8」ブラックモデル
さらに、「UI」(ユーザーインタフェース)も実に特徴的な仕上がりに。まず機能面に関して言えば、ハードウェアアクセラレーションが有効化されているため、迅速かつ快適なレスポンス性能を実現。一方のデザインに関しては、「ステータスバー」と「メニューキー」がディスプレイ下部にまとめて表示されているという、これまた他に類を見ないものとなっていることが画像から確認できます。
そのほか、スペックシートの「RAM」の項目に「fast clocked」(高速駆動)の文字が記載されていたり、わざわざ「Ultra Slim」(超薄型)という文字が太線で強調されていたりと、実に興味の尽きない端末と言えます。
さて、2015年第1四半期にも登場することが予告されている、このi8。その気になるお値段、何と驚きの「380ドル」(約4万7千円)。コストパフォーマンスの高さで言えば、「OnePlus One」に引けを取らない印象すら覚えます。
また、更に興味深いことには、Linshofは既に同様のコンセプトの下に開発を進めている「10.1インチ 2K(2048×1536)タブレット」を、i8と同時期に世に送り出す算段とのことです。
Linshofが開発中とされる「10.1インチ2Kタブレット」
まずあり得ないこととは分かっていても、是非とも日本市場でも発売が開始されることを切に、切に願うばかりです。
コメント
コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます