「Nokia」ブランドを冠した、新端末の登場です。
昨日、Nokiaの公式Twitterアカウント上に公開された、謎の「黒い箱」の画像をお伝えしましたが(過去記事)、今回ついにその正体が明らかになりました。あの箱の正体は、「Nokia」ブランドを冠した新型タブレット端末でした。
今回、Nokiaから正式に発表されたタブレット端末の名前は、「Nokia N1」。先日、NokiaのCEOによって正式に明言された「他メーカーへのNokiaブランドのライセンス提供計画」の下に生み出された ”初” のデバイスとなります。
海外メディアPhone Arenaが伝えるところによると、このN1の製造を担当したのは中国Foxconnとのことですが、端末のデザインを担当したのはNokia自身だそうです。以下、N1の主なスペック。
OS | Android 5.0 Lollipop |
ディスプレイ | 7.9インチ 2K(2048×1536)IPSディスプレイ |
液晶保護 | Corning Gorilla Glass 3 |
SoC | Intel 2.3GHz駆動 64-bit Atom Z3580 |
GPU | Imagination PowerVR G6430 (@533MHz) |
RAM | 2GB |
内蔵メモリ | 32GB |
メインカメラ | 800万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 5,300mAh |
ワイヤレス | Bluetooth 4.0対応 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac |
オーディオ | 0.5W ステレオスピーカー Wolfson WM8958E |
その他 | USB 2.0 (type C) |
外形寸法 | 200.7(W)×138.6(D)×6.9(H) mm |
本体重量 | 318g |
上記に加え、UIにはNokia独自のカスタムUI「Z Launcher」を実装。また、搭載するUSBコネクタは ”リバーシブル構造” を採用した最新の「type-C」コネクタを採用しているものの、実際の規格としては「USB3.1」ではなく「USB2.0」となっています。
また、ディスプレイには「エアーギャップレス構造」が採用され、ディスプレイの各層の間に空気の層を介在させないことで、より高い視認性を確保しているとのこと。
また、今回このN1の発表ともにその存在が明らかにされた「Z Launcher」ですが、既にGoogle Playストア上にてその「ベータ版」の無料提供が開始されています。曰く、Z Launcherは「シンプルさと使い易さ」に焦点を当てた設計・デザインに仕上げられているとのことですので、ご興味のある方は記事末尾のリンク先をご参照下さい。(※注:日本語「非」対応です)
さて、気になるこのタブレット端末の価格ですが、何とわずか「249ドル」(約2万9千円)に。搭載するスペックを鑑みるに、かなりコストパフォーマンスに優れた端末であると言えるでしょう。そのほか提供される市場に関してですが、残念ながら現時点では中国市場のみに限定され、また市場への登場も「旧正月」(2月19日前後)を迎える頃まで待つ必要がある模様です。
先日公開された「黒い箱」の正体は、ただの外箱だった模様
ついに、新生Nokiaの打ち立てた「ライセンス提供計画」、その記念すべき第一歩となる端末が登場しました。徹頭徹尾Nokia製の端末ではないものの、Nokiaのエッセンスが盛り込まれたデバイスに仕上げられていることは間違いなく、今は素直にそれを喜びたいと思います。Nokiaの新たなる門出に、乾杯です。
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