また一歩、Snapdragonの死角がなくなりました。
13日(現地時間)、海外メディアGadgetzArenaが伝えるところによると、米Qualcommのフラッグシップ級SoC「Snapdragon 805」が、「FIPS 140-2」の認証を正式に取得したことが、Qualcommによって正式に発表されたとのことです。
さて「FIPS 140-2」とは、「Federal Information Processing Standard 140-2」の略称であり、簡潔に説明すると、米国政府によって定められた「暗号化モジュールに対するセキュリティ要件の仕様を規定した標準規格」のことを指します。
今回、Snapdragon 805がこの標準規格の認証を取得したことにより、これまでのSnapdragonシリーズの弱点の一つであった「暗号化性能の低さ」が大きく改善されたことが証明された形となりました。
以下、このセキュリティ認証を取得したことによる、Snapdragon 805が得る機能面でのメリット。
- ハードディスクを丸ごと暗号化する機能
- Androidアプリに対する「暗号化」に関する機能
- 乱数生成機能
- ”Premium Video content”の保護機能
「Premium Video content」(プレミアムな映像内容)という言葉が何を意味しているのか、今一つ判然とせず
さておき、今後は政府関連機関や経済や医療関連機関などのデリケートかつ機密性の高い情報を扱う場においても、Snapdrgaon 805を搭載したデバイスの使用が可能になりました。
実際に採用と普及が進むかどうかは別として、その準備だけは整ったと言えそうです。米国政府お墨付きのセキュリティ性能の高さを誇るSnapdragon 805と、今後登場するSnapdragonシリーズの、更なる飛躍に期待です。
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